中学・大学入試 国語の勉強法のコツ 読解力って何? 国語は実は知識が大事!?

国語の読解のコツは知識?!

  簡潔に書きますと、国語の出来を決める要素は複数あります。  

一々書きませんが、それをふわっとした「国語力」とか「読解力」と言う言葉で一括りにして語るのはナンセンスだと考えます。  

いくつかある要素の中に「知識」があります。  

国語は理科や社会のように暗記を要求される科目とは思われてません。(漢字は別)  

ですが、国語が分からない原因の一つに、出てくる難しい言葉(語彙=ボキャブラリー)を知らないから分からないという部分は結構あります。  

類推する力がある人なら少々分からない言葉があっても予測して読み飛ばせますが、ちょっと難しい言葉を知らないようだと、内容が難解な文章に歯が立ちません。

英語だったら、外国語なのでそんなのは知らなくてもいいんだよ、と言えますが、日本語は母国語です。なるべく豊富な語彙を持っておくべきですね。  

そして、残念なことに現代の子供の語彙はとても乏しいです。
彼らが不真面目だとか、質が落ちたというわけですが、スマホなのかネットなのかはたまた「ヤバい!」を連呼するテレビの影響なのかは分かりませんが、理数がスラスラできる知能指数の高い子でも、恐ろしいくらい語彙が乏しいです。  

それで、国語を指導する時にまず「分からない言葉があったら意味を教えるから、印してね。」と声をかけます。

もう、子供にとって国語の文中に分からない語彙があるのは当然だと思った方がいいくらいです。  

それで、最近「国語ボキャブラリー講座」と言うのを始めました。

実際のボキャブラリー講座の動画

これは、僕の別キャラクター「なるさん」の方の活動なので塾に書くべきではないですが、紹介させて下さい。
分からない言葉のリクエストを募って、僕の喋り口で分かりやすく語彙が頭に入るように解説してます。

中高生にこそ聞いてほしい

「国語かぁ、中学入試の小学生向けだよね。私には関係ないな」 と中学高校生の皆さんは勘違いするかもしれません。

しかし国語に必要な知識というのは語彙だけではありません。

文章が読めない理由で一番多いのは、「話が難しい=話題についてこちらは知らない」と言うことです。
普通に生きていたら知らないであろう話題について、筆者は知ってる前提で話を展開してきます。
だから「何のこと??」ってなるのです。

これは高校の現代文に多いです。 高校生は大人とみなされるので、容赦なく難しいテーマの文章をぶち込んできます。

中学生くらいまでは話が分かったのに、高校の現代文は話がチンプンカンプンだったなぁと感じませんか?
それは、読解力の問題というより話題に関する知識の有無のせいだと考えた方がいいですよ。

例を挙げます、以下のワードを聞いて「ああ!あれね!」とピンときますか?
・国民国家と民族という「幻想」(これについては解説済みYoutubeに動画があります)
・芸術という近代特有の概念
・日本文化を相対化する

こういう話を解説しますので、中高生もぜひどうぞ

7月28日15時半

次回は7月28日(日)の15時半より開催します。
塾生以外でも参加可能です。 良かったら参加してみて下さい。

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