スマホゲームが危険な“構造”――無料・課金・中毒設計、そして睡眠破壊
【第2回】スマホゲームが危険な“構造”――無料・課金・中毒設計、そして睡眠破壊
スマホゲームがなぜ危険か。気合いとか根性とか、家庭のしつけとか、そういう精神論ではなく「構造」の話をします。
無料の入口 → 稼ぐ手段は広告か課金 → つまり“依存させる”が正解
スマホゲームは、よほど価値がある人気ゲームなら有料でも売れます。
でも、現実には大半が「入口は無料」です。
では無料でどうやって稼ぐのか。答えは2つしかない。
- 広告を見させる
- 課金させる
そして課金させるには、そのゲームに中毒になってもらわないといけない。
つまり、課金要素があるゲームは、中毒性が高くなるように作ってある。
「何万円課金してでも勝ちたい」は、正常な判断ではない
Switchで僕がやっている『パワプロ』だって、楽しいから止まらなくなる中毒性はあります。
でも、スマホゲームはそこから一段違う。課金で何万円も使わせる。
そもそも、何万円も使ってでも勝ちたいと思うのは、正常な判断じゃない。
だから、そこまで脳を異常な状態にする必要がある。
言い換えると、スマホゲームは、人間を異常な状態にするのが上手い。依存させるのが上手い。だからいつまでもやり続けてしまう。
スマホ自体が悪い:電源が“秒速”で入るから、布団の中まで侵入する
スマホゲームの危険は、ゲーム内容だけじゃない。スマホというデバイスの性質がヤバい。
ボタン1個でパッとつく。常に手元にある。枕元に置ける。布団の中まで持っていける。
据え置き型のゲーム機なら、「やめよう」と思って電源を切って布団に入ったら、布団の中まで持っていく人は基本いない。
でもスマホは違う。「もう1回だけ」で復帰できる。
最悪の結末:睡眠が壊れて、昼夜逆転 → 不登校
結局、スマホゲームの一番良くないところは、睡眠時間・睡眠リズムがおかしくなることです。
僕の過去の生徒でも、スマホゲームで昼夜逆転になった人を知っています。
止まらなくなって、夜中もキリなくやり続けて、何時に寝て何時に起きるかがぐちゃぐちゃになる。
気がついたら朝までスマホゲームをして、昼間寝てしまう。――当然、学校なんか行けない。
そして不登校になる。ここまで起きる。
禁止のやり方:全部ダメにすると、隠れてスマホに流れる
「ゲームは全部ダメ!」とやるのは、実は最悪の手です。
なぜなら、スマホゲームの方が隠れてやりやすいから。子どもはそっちに行きます。
だから僕は、むしろSwitchを家に買って「これをやりなさい」と言う方がフェアだと思っています。
「1日1時間か2時間だけならOK。その代わりスマホゲームは禁止」――この方が現実的です。
