よくある悩みと保護者の説教:中学受験が終わった後、子どもがゲームやYoutube三昧にイライラします~回答編~
では、昨日のよくある相談になんて答えるか回答編です。
勘の良い方なら気づくと思いますが、これは説教する事案です。
よって、一言で言うと 「ふざけんな!」です。 (実際はもっとマイルドに言うけど) どうしてかと言うと、この質問をする人は子どもの心のことを一切考えてないからです。
なんなら、軽く契約違反だと思います。
質問編で書きましたが、子どもは3年間他の子どもが遊んでたり、習い事したりするのを尻目に、毎日何時間も勉強してきました。
本人が希望したこととは言え、親も応援したし、そうなるように軽く洗脳したと思います。
「受験と言う名のマイルドな懲役刑」に3年服役したわけです。
それが、晴れて自由の身になった途端に、まだ勉強しろというのですか? 子どもがゲームのキャラクターやロボットのように疲れないならやらせてもいいです。
でも、現実には生身の人間です。欲望を押させてきた反動はどこかに出ます。
受験が終わったらゲームやYoutube三昧になる方が自然ですよ。
ですので、僕は 「何したらいいですか?」という質問には
「しばらく、これで良いのか?と思うくらい遊ばせてください」 と答えるようにします。
(これに不満を持つ親は、結局他所の塾を探してしまうんですよね・・・。経営者としては結構な痛手を自ら産んでます)
それに、ちょっと記憶をたどってみてください。
「受験が終わったら、好きなだけ遊んでいいから!だから入試まで後少し頑張ろう!」 なんて、声かけしてませんでしたか? 一言も言ってないというなら、あなたはとても稀なケースなのか、都合の悪い記憶は忘れる脳をしているかのどちらかです。 こういうことを言っていて、 「でも、中学に入ったら英語があるから、今から勉強しないと・・・」 なんて言うのは、重大な契約違反です。 言ったことは守りましょう。
1年半まえにこれについての宇宙人の説教動画を撮りました。
そして、塾内にシェアしました。受験直前です。
「子どもの前で、『入試が終わったら好きなだけ遊んで良いと約束します』と動画に撮って宣言してください。それで本番に臨む子供のメンタルを上げましょう」 という内容を宇宙人が勧めてます(笑)
で、怒ってばかりいるのもいけないので、ポジティブに変換しましょう。
先ほど、ゲームのキャラクターに例えましたが、僕は人間には「心のヒットポイント」があると思っています。
3年間の過酷な受験生活は、絶対に心のHPを消耗させてます。
この、ゲームやYoutube漬けの生活は、こどもにとって心を回復させる期間と考えませんか?
脅すようでもうしわけないですが、受験期に追い込み過ぎたせいか、せっかく憧れの学校に入ったのに、気力がわかなくて勉強が手に着かない燃え尽き症候群になるという事例があります。
燃え尽きなら良い方で、不登校になってしまうという例もあります。 (だから、受験期に子どもを過度に追い込む親には説教するようにしてます)
医者ではないので断定できないのですが、受験期のメンタルへのプレッシャーと大いに関心があると思われます。
だから、受験が終わったら卒業式くらいまでは好きに遊ばせて、心のHPを回復させる期間だ、と思って見守りませんか?
目の前の事象は全く変わりませんが、保護者がそれをどう認識するかで世界は大きく変わりますよ。
先日聞いた例を紹介させてください。
子どもにイライラしていた新中1のお母さんが何も口出ししないと決めました。
すると決めた2か月後に、子どもが「試験勉強に集中するから」とスマホを預かってほしいと言ってきたそうです。
保護者の認識は子どもに大きく影響します(口に出さないでも心のなかで思っていれば伝わりますよ。)。
現実には何も変化は起こさなくでも、「心の回復期ならしょうがないな。私ものんびりしよう」っと前向きにとらえてみてはいかがでしょうか?
ちなみに、そうは言っても英語で失敗しないように、「フォニックス講座」を3月くらいに幣塾ではやってます。
動画視聴(有料)もできますので、興味ある方はどうぞ(笑) #最後にステマww
hamasakiacademy1