インターナショナル上がりの子が国語力を伸ばすには?
インターナショナル上がりの子が国語力を伸ばすには?
[質問]
中2の娘が国語力を伸ばすにはどうしていったらいいでしょうか。小学校までインターナショナルスクールに通っていたので語彙力が足りないと思い、「15歳までに知っておきたい言葉1800」で学習しています。
バイリンガルには構造的な難しさがある
インターナショナルスクール育ちは、どうしても日本語と英語の双方が100%になりにくいという特性があります。いわゆる「ダブルリミテッド」と言われる現象で、1つの言語で深い思考回路が形成されにくくなることがあるのです。
もちろん英語に全振りして海外で生活するなら問題ありませんが、日本語も英語も両方100にしたいとなると相当に難易度が高い。国語が弱くなるケースは実際よく見られます。
語彙強化は「覚えるだけ」では意味がない
語彙は理解・再現・使用の3ステップが必須
「15歳までに知っておきたい言葉1800」は良い教材ですが、読むだけでは語彙は使える形になりません。バイリンガルの子ほど、語彙に“深い理解”が必要になります。
おすすめは次の流れです。
- AIに「この言葉をわかりやすく説明して。具体例も3つつけて」と依頼する
- 説明を読んだら画面を閉じて、自分の言葉で意味を文章化する
- 自作の説明と具体例をAIに見せて添削してもらう
具体例が正しく作れない場合、その語彙はまだ理解できていません。ここが最大のポイントです。
保護者が「AI役」になるのも有効
AIでなくても、保護者が代わりに説明してあげる方法もあります。意味+具体例で話すこと。そして話を聞いたあと必ず、娘さん自身に「意味の書き直し」「例の作成」をさせてください。
理解は“インプット”ではなく、アウトプットした瞬間に定着します。
補足:なるちゃんのボキャブラリー支援
私はキジュツバでも、語彙を「生きた言葉」で解説する動画を配信しています。問題を解かなくても、語彙の理解を深めたい人だけ入るケースもあります。
まとめ
- バイリンガル育ちは日本語の深い思考回路が弱くなりがち
- 語彙は「理解→再現→使用」の3ステップが不可欠
- AIや保護者との対話形式で、具体例を必ず作る
- 本を読むだけでは語彙は使える形にはならない
