「質問できない子」に質問させるのは可能なのか?(前半)
「質問できない子」に質問させるのは可能なのか?(前半)
[質問]
前回「問題を解いていて、何が分からないかが分からない時どうすればいいですか?」と相談した者です。塾の先生に聞いてきなさいと娘に言いましたが、帰宅後に聞くと「質問することが無かった」「先生が忙しそうだった」「生徒が並んでいた」と言い訳ばかりです。
質問できないのは“言い訳”ではなく“普通”
まず親御さんにお伝えしたいのは、これは言い訳ではなく普通の反応だということです。 教室の端で並ぶ同級生たち、忙しそうな先生、その中で「何が分からないか分からないので探してください」と言える子は、ほぼいません。
もしそれができるなら、ある意味“メンタルの化け物”です。 日本の普通の子は、そこに割り込んでいく勇気は持てません。
塾の「質問対応」の限界
塾には「質問に来なさい」と言う先生が多いですが、実際は短時間で“ピンポイントの質問”に答える場所です。
「何が分からないか分からないので、一緒に探してください」という依頼は、 質問対応の枠ではまず不可能です。
質問対応は通常、授業後の30分程度で、列ができるくらい混み合います。 そこで長時間かけて「理解のつまずきの根本」を探す余裕はありません。
「何が分からないか分からない」子を扱えるのは個別だけ
実際、このタイプの子を扱えるのは個別指導か家庭教師です。 授業を見ながら、問題を解かせながら、どこで止まり、どこで理解が崩れるのかを少しずつ探る必要があります。
これは先生側に相当な時間と技量が必要で、短時間の無料質問対応では絶対に無理です。
