国語崩壊→渋幕合格② 合格する母の特徴は!?
【渋幕合格インタビュー・後編】合格後の本音と、未来の受験生へのメッセージ
渋谷教育学園幕張中学校に合格したDさんと保護者のお母さんへのインタビュー、後編をお届けします。受験期間中の生活習慣、大手塾との関わり、なるちゃんの指導を振り返っての感想、そして未来の受験生へのメッセージをお聞きしました。
――受験期間中、息抜きはどうしていましたか?
お母さん: 6年生は過去問や難しい勉強が続くので、私はむしろ「動画も見ないで、ぼーっとしていいよ」と言っていたんです。でもそれが嫌だというので、目を酷使しないこととか、自分が好きなことをやってと言っていました。ただ好きなことがゲームだったので、それは制限しました。「目が悪くなるよ」と言ったら「眼鏡かければいいじゃん」と返ってきましたけど(笑)。
Dさん: スナックなるちゃん(塾の交流会)に行った時だけゲームができました。6年生の間はゲーム禁止だったんですが、あそこだけ特例で(笑)。
なるちゃん: あれはお母さんが色々と愚痴を吐いたり相談できる場でもあって、帰ってから家で心穏やかに過ごせるという効果もあったんですよ。地方から都内の受験を目指すのは本当に孤独で大変だと思うので、吐き出せる場所があることは大切です。しゃべるだけでも人間の心のバランスは保てますから。
――大手塾の指導についてはいかがでしたか?
Dさん: 渋幕の算数の過去問を、同じくらいの学力のライバルと一緒に鼻歌を歌いながら遊びながら解いていました。5年生の時にお友達を塾に連れてきてもらったことがあって、その子がすごく算数ができて、いいライバルになってくれたんです。
お母さん: その子に切磋琢磨させてもらったことが、娘に一番いい影響を与えてくれたと思っています。娘はどうせ負けると思ったら勝負しないタイプなんですが、同じくらいのレベルの子がいると「自分も勝てるかも」と思えて、嬉しくなって頑張れるんですよね。
Dさん: 上すぎる子とやるのも、下すぎる子とやるのも嫌で、同じくらいの子と競いたいタイプなんです。あの子が解けてるなら私も頑張ろうって思えて。
――なるちゃんの指導を2年間受けて、お母さんはどう感じましたか?
お母さん: 最初の頃は娘と一緒に授業に出させてもらっていたんですが、正直すごく楽しかったんです。先生がいろんな方向から教えてくださるので、私自身も学びが多くて。途中からは娘の自走を促すために1対1にしてもらったんですが、授業後に「今日何したの?」と聞くと「まだ終わっていない、まだ考え切れていない」と言う時が1〜2週間続くことがあって、大丈夫かなと不安になることもありました。
なるちゃん: あれは期待値の高さの表れでもあるんです。「この子はまだ考えられるはずだ」と思うから粘る時間が長くなる。期待値が低い子にはさっさと教えてしまうんですが、Dさんには「まだいけるだろう」と思ってどんどん要求してしまって。ただ結果的に、頭をたくさん使った後のテストは成績が良かったでしょう? 何を教えたかではなく、どれだけ頭を使わせたかが結果に比例するんです。
お母さん: そうなんですよ。頭をめいっぱい使わせてもらった後は、やっぱりテストの結果が良かった気がします。
――今後の中学生活に向けて、なるちゃんからアドバイスはありますか?
なるちゃん: 一番心配しているのは、ここからサボり始めることです。才能と努力の掛け算ですから、才能があってもサボったら「あの時の栄光は何だったのか」ということになります。今はゲーム三昧だと聞いていますが、やるべきことをやった上でなら構いません。ただ、サボりが始まったらお母さんから電話をもらえれば説教しに行きます(笑)。
中1の1年間は学校に慣れるだけでエネルギーを使うので、無理しなくていい。ただ中3になって余裕が出てきたら、もう一度本気で頭を使う経験を積んでほしいですね。国語力というのは、使わないと元に戻ってしまいますから。
それと、国語力をさらに引き上げる方法がひとつあります。他の子に国語を教えることです。問題を解くのと問題を作るのでは、全然次元が違います。まだ私の指導の記憶が残っているうちにやっておいた方がいい。1年も経てば記憶が薄れてしまいますから。
――最後に、これから受験を目指す方へメッセージをお願いします。
Dさん: 模試や過去問で成績が上がった時に「やった」と喜ぶだけで、その後どうするかを考えていませんでした。良い成績が出た時こそ、それを維持するために何をすべきかを考えた方がいいと思います。悪い時は改善のためのプランを立てる、良い時は調子に乗らずに次のアクションを考える。常に「今自分は何をすべきか」を考えながら進んでほしいです。
お母さん: 親としては、中学受験だけが全てに見えてしまう時期があって、すごく辛かったです。でも結局は通過点なんですよね。その通過点を後悔しないためには、家族で同じ方向を向いて、子どもになるべく言葉でプレッシャーをかけないことだと思います。特に最後の時期は、親が何も言わないのが一番です。メンタルを乱して子どもに当たってしまう方もいますが、それは絶対に良くない。子どもが当日に力を最大限に発揮できるよう、親は静かに見守ることが大切だと感じました。
なるちゃん: 合格したばかりの今が一番いい身分ですよ。学校に入ったら「最近の成績どうなの?」と聞かれる立場になりますから、今のうちに好きなこと言い放題楽しんでください(笑)。千葉に行っても元気で頑張ってきてください。
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