目先の結果を追いたくないという話①10周年記念パーティでしゃべった本音
3月18日に塾の10周年記念パーティを開催しました。
30人を超える、塾生と保護者が集まってくれて、塾生による発表もできました。
落語、ラップ、私も加わったスカバンドを披露しながら盛り上がることが出来ました。
この模様はまた、投稿しようと思います。
最初に挨拶として、10年やってきた僕の思いをしゃべらせてもらったのですが、そこで言ったことはまがうことのない思いでした。
この記事で紹介させてもらおうと思います。
よく、勉強を「知識の詰め込みだ!」とか「嫌な思い出しかない!」と批判されるのを見聞きします。
これは、やり方の問題、もっというなら「あり様の問題」だと思います。
勉強ができると将来の職業とか、尊敬されるとか実利的なメリットが大きいです。
だから、目がくらみやすいのだと思います。
何が言いたいかとというと、利益があるから目先の成果ばかり求めてしまいがちなのです。
テストが返ってきた時に、点数とか結果だけで判断してませんか?
見るべきなのはプロセス、つまり取り組んできた過程です。
テストの点数が60点だとしましょう。
「40点もできてない!何してるのよ!」とヒステリックに子どもを責めるかもしれません。
でも、その60点は頑張って、30点から向上した60点かもしれません。
その40点のうち、子供が頑張ればできたのに、怠けていた部分は何点分でしょうか?
逆にその40点のうちに、教わっても理解できてなくてどんなに根性を入れて努力してもどうしようもなかった部分は何点でしょうか?
ついでに言うなら、テストで点数を取ることが本質的な目的でしょうか?
テストは理解して身に着けている度合いを測るためのもので、手段でしかないです。
目先のテストで点を取ることが目的になってませんか?
この間、こういう話をしました。
今度中学に行く子供たちの英語の準備の授業です。
英単語に限らず、暗記と言うものは一度完璧に覚えた状態に到達して満足してほしくない。
それは、忘却曲線というものがあって、人間の頭には忘れるという機能がついてるからです。
一度覚えたことも時間がたつと大半を忘れるようになってます。
だから、ずっと覚えておくためには、一度覚えて時間が経って忘れた時にまた覚えることをする。
何周も暗記をしてほしいです。 だいたい3周くらいはしてほしいです。
1周だけで、覚えられなくて「僕は頭が悪い!やっても無駄だ!」とか嘆くのは取り組み方の問題です。
ただ、目先の単語テストで良い点数を取って先生や親に褒められると言う目先の結果がほしいなら、前日の夜から短期集中するといういわゆる「一夜漬け」をすればいいです。
でもね、英語を勉強するなら、英語ができるようになって英語の文章が読めたり、英語で会話したりできるようになってコミュニケーションの幅を広げたいですよね?
僕なんて、英語ができるフランス人と友達になってパリのど真ん中に2週間タダで居候しました。
会話は英語です。(フランス語はむりです(笑))
こんな体験してみたいですよね? だったら、目先のテストより、自分がちゃんと必要な英単語を未来永劫出てくるようにしっかり暗記した方がいいですよね?
こんな話をしたらみんなうんうんとうなずいてくれました。
それで単語を80個くらい覚える宿題をだしてしまいました(笑)
この、結果よりプロセスと言う話は長くなりますので、次回に続くにします。
また、続きも読んで下さい。お願いします。
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