【完全攻略】地方出身者が高学歴になるためにやらなきゃいけないこと

【完全攻略】地方出身者が高学歴になるためにやらなきゃいけないこと

【完全攻略】地方出身者が高学歴になるためにやらなきゃいけないこと

投稿者: なるちゃん(中学受験・大学受験指導 塾長)
大学受験 地方格差 受験戦略 高学歴 鉄緑会

皆さんこんにちは、なるちゃんです。今回は、地方と関東・関西などの大都市圏との大学受験における格差について、そしてそれをどう克服していくべきかについてお話しします。

なぜこの話をするのか

「私は今中学受験だから大学受験興味ないよ」という方もいらっしゃると思います。しかし、中学受験をさせたい親は、その先に子供が学歴をゲットするのに有利になることを考えていないはずがありません。

確かに学校生活で高校受験なしで過ごせる環境に入れてやりたいから中学受験するのでしょうが、その後息子がFランクの大学に行っていいんですか?絶対に困りますよね。多分、中学受験をやってる親の頭の中には「最低でもMARCHとか地方国立・国公立大学、関関同立ぐらいは行ってもらわないと」という気持ちがあるはずです。

地方と都市部の格差の実態

数字で見る格差
・広島学院の東大合格者数:12名(減少傾向)
・東京・横浜の進学校:東大合格者数が増加傾向

僕の母校である広島学院の東大合格者数が今まで10数名でしたが、今年は12を切るかもしれません。一方で、東京の成功学院や横浜翠嵐など、大都市圏が東大合格において数を伸ばしています。感覚的に、中央と地方の格差が非常に開いているのを感じます。

コロナ後の気づき

この3、4年間、オンラインで東京の中学受験生を指導し、YouTubeの有料会員さんも東京の方が多いため、大都市圏の人の感覚や動きが分かってきました。その結果、「なるほど、これは地方が負けるはずだ」ということを痛感したのです。

覚悟と狂気の違い

簡単に言うと、覚悟と狂気が違います。地方の進学校は昔ながらのカリキュラムで、高3までに高校までの内容を終わらせるという感じですが、関東の人の学歴にかける狂気、その投資をいとわない熱狂は、レベルが違います。

「勉強ばっかりしてて人生学歴だけじゃないだろう」「人としてのバランスはどうなんだ」という意見もありますが、結局これはチキンレースなんです。競争なので、後のことを考えてやめてしまう人がいれば、続けた方が大学受験で勝ってしまうんです。

鉄緑会に見る都市部の学習レベル

鉄緑会の実態

麻布・開成・筑駒など、10数個しかない中学受験のトップ校の生徒しか入れない塾。講師は東大生で、大学受験で必要な力を逆算して、中学生の頃に徹底的に勉強させ、高1ぐらいで完成させています。

驚愕のスケジュール
・高1:国語完成目標
・中3:英検準1級取得目標
・高2:青チャート完成目標

最近聞いた話では、偏差値63程度の有力女子校で「高3になって国語の勉強してるなんて終わってる。高3の時点で国語は完成してないの?」という感覚だそうです。高1で共通テストの国語をバンバン解いて古文・漢文をやり、国語は高1で完成させる。そうすれば高2・高3でもっと理数など時間のかかる科目に集中できるというわけです。

英検準1級が当たり前の世界

鉄緑会では中3の終わりで英検準1級を取れていなければ「サボりましたね」と言われる世界です。一昔前なら高3までに2級で「よく頑張った」だったのが、今は準1級が十分条件になっています。

地方出身者への覚悟の提案

僕が高3の子たちにアドバイスするのは「周りを見るな、自分の周りにいる同級生を見るな」ということです。

「周りがこのぐらいだから俺もこいつらと比べていい線いってるから大丈夫だろう」という意識を捨てろと。周りなんか気にするな。東京には中3までで英検準1級を取るのが当たり前、高1で共通テストの国語を完成させるのが当たり前、「高3で国語なんて言ってるお前は終わってる」というレベルでやってる連中がいっぱいいるわけです。

そいつらと競わないといけない

この意識を持たなければ、地方出身者はその競争に勝てません。たまたま真面目にやったとか才能があったという組み合わせで運良く行く人もいるでしょうが、6年間を戦略的に、中3で英語完成などをやってる連中と競うには、相応の覚悟が必要です。

高校2年生から始めないと間に合わない現実

東京の大学受験塾の先生の動画を見ていると、「せめて高2から始めてくれないと間に合わない」「やる気があるなら高1からやってもらわないと」という話ばかりで、高3からどう勉強するかなんてもうダメなんです。

旧帝大学に現役で届かない人の条件

高2までで網羅系の数学の問題集(青チャート)が全部スラスラ解けるようになっていない人は厳しいです。高2の終わりまでに数学の全範囲を完成させ、高3では過去問演習に集中するのが理想的なスケジュールです。

部活との両立について

「部活やってもいいけどそれで間に合うんですか」という問いかけが重要です。僕は部活を辞めてまでとは思いませんが、週5・週6で部活があって疲れて帰ってくる生活で、関東の狂った連中と勝てるのかを考えた方がいいでしょう。

進学校の部活問題

広島の修道のように、進学校なのに部活命になってしまっている学校があります。ブラスバンドで全国大会金賞を取ってすごいと言われても、そこの生徒は「早く部活しなきゃ」と思って授業を早くこなそうとするだけで、学力をつけようという意識になりません。

進学校も部活をさせる量や時間を管理した方がいいと思います。部活で勝つのが正義、全国大会に行くために毎日頑張るのが正義みたいになっていますが、所詮部活です。特に進学校の人間が部活でその後の人生を生きていくわけではありません。

中高は楽しく野球やりました、楽しく吹奏楽をしました、楽しく化学研究をしましたという程度に留めておいて、ちゃんと勉強の時間を確保して、その狂った関東の連中に負けないぐらいにやることが、地方出身者が勝てる方法だと思います。

高校受験組へのアドバイス

別に地方だから物理的にできないわけではありません。周りを見て「まあこんなもんか」と思って、先輩の中に受かってる人がいるから「俺も行けるかな」と思ったら甘いです。

ベンチマークにすべきは鉄緑会や関東の進学校の勉強のやり方です。そういう連中がいると思ってやるしかありません。

高校受験組の現実

申し訳ないのですが、高校受験生は中3までを公立のカリキュラムしかやらず、高校に入ることしか考えていません。その時点で、中高6年間を先を見据えてやっている連中に対して既に後れを取っています。

高校受験する人で東大などのトップを目指すなら、以下の選択肢があります:

  • 現実的な選択:東大などトップのトップは諦める
  • チャレンジする場合:高校受験を余裕で突破できる学力をつけて、中3では既に高校の勉強をやっておき、入学後すぐに鉄緑会の連中と戦えるレベルまで自前で仕上げる

まとめ

地方出身者と高校受験組には厳しい現実をお伝えしましたが、ライバルがそこまでえげつなくやってくるという不都合な真実を知った上で、自分はどうすべきかを考えてください。

「高校受験に勝てばいい」「周りの同級生より優れていればいい」という視点では勝てません。それを覚悟して、振る舞いを考えてみてください。

僕は別に地方の人や高校受験の人をバカにしているわけではありません。ぜひ高校受験からでも東大に受かる人が出てきてほしいし、地方からでも東大に受かる人がいっぱい出てほしいです。そのための仕組みや応援をこれからやっていきたいと思っています。

hamasakiacademy1

【コスパ最強】東大卒塾長が自信を持ってオススメする大学受験教材とは!? 大学受験版キジュツバ始動!

TOP10難関国立大学を舐めるな! 凡人が何回生まれ変わっても無理な大学にどうやって受かるか? マスク君の受験コンサル5月分