【極秘情報】中学受験のために小1でやるべきこと9選①
【第1回】中学受験のために小1からできること――まず「国語」と「計算の土台」から始めよう
「中学受験をさせたい。小学1年生から何をしたらいいですか?」という相談が最近増えています。感度の高い保護者の方が早めに動こうとする気持ちはよくわかります。ただ、この相談をしてくる方には陥りやすい落とし穴がいくつもあります。「何をさせたらいいか」という発想そのものに、すでに危険な種が潜んでいることもあります。今回は9つのやるべきこととやってはいけないことのうち、最初の3つをお伝えします。
① 国語をやる
小1からやるべきことの筆頭は、迷わず「国語」です。算数は飛び級にも限界があります。小1から連立方程式や2次関数を教えることはできませんし、3倍のスピードで成長させることも現実的ではありません。一方、読解力・国語力は早期から伸ばすことができ、しかも伸びしろが大きい分野です。
実際に、算数オリンピックの予選を突破するほどの数学的才能を持った子でも「国語ができない」という理由で相談に来るケースがあります。それほど、国語は多くの子にとって課題になりやすい科目です。しかも今の中学受験は、理科や社会でも長文読解を求める問題が増えています。共通テストの影響もあり、読解力がある子が全科目で有利になる時代になっています。国語力は国語の点数だけでなく、すべての科目の土台になります。
ただし「国語をやれ」というのは、問題集を買ってきて解かせることではありません。読書と作文、そして親子の対話が基本です。特に作文を中心としたアウトプット型の学習が効果的です。読書をしても国語力が伸びない子がいる一方で、作文を通じてアウトプットを続けることで読解力が飛躍的に高まる子がたくさんいます。また、親が語りかけ、子どもに考えさせる対話も立派な国語教育です。問題集を広げなくても、日常の会話の中で「なぜそう思うの?」「どうしたいの?」と問いかけるだけで、思考力と言語力は育っていきます。国語力は思考力そのものと深く結びついています。小1のうちから問題集より対話を大切にしてください。
② 公文をやる
計算の土台づくりには公文が有効です。目安として、分数の計算まで余裕でできるようになれば、受験算数の基礎体力として十分です。東京の最難関校を狙うのであれば別の選択肢も検討する必要がありますが、多くの子には公文で十分です。計算に時間がかかってしまうと、それだけで問題を解くスピードが落ちます。計算の自動化は早めにやっておいて損はありません。公文で先取りを進める中で「学校より先のことができる」という体験が、子ども自身の自信とやる気につながるという効果もあります。
③ そろばんはやらない
一方、そろばんはおすすめしません。20年以上の指導経験から言うと、そろばんを中途半端にやった子が「暗算だけで処理しようとして計算ミスを連発する」というパターンを何度も見てきました。図が書けない、式が書けない、頭の中だけで処理しようとしてボロボロ間違える、という弊害が出やすいのです。
ダイエットのために体を絞りたい人が、間違って相撲の稽古を始めてしまうようなものです。目的と手段の方向性がズレています。そろばんが向いているのはよほどの才能がある子だけで、算数が苦手な子の補強としてそろばんを使うのは逆効果になることが多いです。20年間指導してきて「そろばんをやっていてよかった」と感じた生徒に一人も出会ったことがない、というのが正直なところです。そろばん教室に通わせることを検討している方は、ぜひ一度立ち止まって考えてみてください
hamasakiacademy1
