【中学受験】SAPIXオープンを信じるな?模試の限界と注意点(前編)

衝撃的なタイトルの真意

「SAPIXオープンで合格判定80%出た!やった!合格だ!」

これは本当でしょうか?

皆さんこんにちは、なるちゃんです。

小6の秋からの模試って、ちょっと見方が大事で危険なんですよ。

ちょっと刺激的なタイトルなんですが、「秋からSAPIXオープンを信じるな」っていう話をしてみたいと思います。

最初にお断り

すみません、これはですね、SAPIXっていう名前がパワーワードなんで使わせてもらってるだけで、別にSAPIXだけじゃないんです。

  • 四谷大塚の合不合判定テスト(合格不合格判定テスト)
  • その他大手塾の「これであなたの合格確率が分かります」的な模試

こういった大手塾の模試全般に当てはまる話でもあります。

しかも、これはゾーンによって実は信頼性っていうのも変わってくるので、

  • 全く意味がない
  • 全く使い道がない

ってわけじゃないんですけど、ある特定のゾーンの人にとっては信じない方がいい、参考記録程度にしかならないよねっていう話をしてみたいと思います。

誰に向けたアドバイスか

最後まで聞いてもらったら、入試直前の時期に模試とどう付き合うべきか、模試をどう見るか、そもそも模試って何っていう、そんな最後の受験生生活の送り方に絡んでくる話ができると思いますので、良かったら最後まで聞いてみてください。

この話は実は、私が受け持っているある特定の生徒に直接本人に言った話です。

ですので、それを皆さんにもお届けしたい。そういう意味で言うなら、全員が全員こうじゃないです。ただ、こういうゾーンの人にはこういうアドバイスがあるよって話なんです。

具体的なケース:東京御三家を目指す広島の子

その子のプロフィール

どういう子にアドバイスしたかって言ったら、広島の子で、東京の御三家を受ける子なんですよ。

この子は、SAPIXオープンですごくいい点を取ってくるんです。その御三家筆頭みたいな学校でも、毎回A判定の80%合格ラインを取るわけですよ。

だから普通に考えれば、

  • 「当日、学校に行きさえすれば受かる」
  • 「片目瞑っても大丈夫」
  • 「余裕綽々」

と思うかもしれません。

でも、そこに落とし穴があるんですよ、実は。

SAPIXオープンの特徴

受験者層の広さ

SAPIXオープンっていうのは、まあ当たり前ですけど、

  • SAPIX生じゃない中学受験生も含めて
  • かなり大勢の人が受けに来る模試

なんですね。

四谷大塚の合不合判定テストとかも結構信頼性高いんですけど、SAPIXの人は合不合判定テストを受けに来ないので、SAPIXの模試の方がその競合、特に難関校に強いSAPIX勢がいるので、大体そこを受けに行くと、他の大手塾の模試よりも偏差値が悪くなるんですよ。

一見、信頼性が高そうだけど…

だから、SAPIXのその模試で偏差値が低い中で80%とか出れば、それは確かに受かるよね、ってことなので、

「じゃあ全然信じていいじゃないか」

って話になると思うんですけど、これが模試というものの難しいところなんです。

模試の本質的な問題点

たくさんの人が受けるということ

なんでかって言ったら、模試っていうのは、さっきも言ったようにたくさんの人が受けに来るんですよ。

たくさんの人が受けに来るってことはどういうことかといったら、

いろんな人の学力を測って順位付けをするためにやるテスト

なので、もちろん難しい問題がいっぱい出るんですけど、SAPIXオープンは難しいんですけど、でもまんべんのない出し方になってるわけですよ。

学校ごとの出題傾向の違い

で、何が言いたいかって言ったら、学校ごとにやっぱりその出題傾向とか癖があるんですね。

で、その癖というものを加味してない模試なので、何て言えばいいんだろうな…

大学受験で例えると

さっきちょっと大学受験のこと話してましたけど、

共通テストで超高得点取れたからって言って、じゃあ東大の二次試験で高得点取れるかって言ったら、そうでもないですよね。

まあ、東大の二次試験で高得点取れる人は共通テストでも点取れるんだけど、

  • 共通テストは点取れるけど
  • 東大の二次はちょっと力が足りなくて
  • 超難問は解けないんでできません

ってこともあるわけですよ。

SAPIXオープンと難関校の関係

だから、

  • SAPIXオープンの問題だったらできるんだけど
  • 自分が受けたい難関校はもっと難しい問題出してくるから
  • そのゾーンになってしまったら、実は応用の力が足りない、発想力が足りないからできない

ってこともあり得るんです。

国語で見る具体例

SAPIXオープンの問題構成

典型的な話では、僕が担当してる国語で言わせてもらうとですね、やっぱりSAPIXオープンって当たり前なんですけど、

  • 記号選択
  • 抜き出し
  • もちろん記述問題も出る

まあまあそういう記号選択も、抜き出しも記述もまんべんなく出るんです。

なぜまんべんなく出るのか

だって、それはね、

  • 記号選択をたくさん出す学校もある(早稲田中とか)
  • 記述があるけど、結構えぐい感じの記号選択が多い学校もある(聖光、渋幕など)

御三家の特徴

で、逆に御三家で言うと、例えば開成とか桜蔭はもう弁当箱問題って言われて、

漢字以外はもう全部記述しなさい

みたいな、2行とか3行のこう、何なら多いとき4行、5行みたいなものを書きなさいになってくるんで。

端的に言うと

その(ア)(イ)(ウ)(エ)(オ)で選ぶ問題ができる力があるからと言って、じゃあその3行の記述が本当に書けるのかって言うと、ちょっとそこはイコールじゃないんですよね。


次回(後編)では、模試の合格判定の仕組みと、本当に大切な過去問対策についてお話しします。

 

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