【究極の二択】我が子に向いてる中学は何タイプ?

【中学受験】「管理型」と「放任型」、我が子に合うのはどっち? 塾長の見解

こんにちは、広島で個別指導塾の塾長をしている、なるちゃんです。

中学受験の真っ只中、志望校選びで「管理型と放任型、どちらがいいの?」と迷っている方は多いと思います。今日はこのテーマに、私なりの見解をお話しします。すでにどちらかに通っているご家庭も、メリット・デメリットを知れば「デメリットはこう補おう」と考えられるはずです。

先に結論を言うと、我が子を活かすなら、私はやや管理型かなと思っています。ただしこれは価値観次第で、放任型も十分に「あり」です。順に説明します。

■ そもそも管理型・放任型とは?

管理型は、学校が結果にコミットして勉強させるタイプです。成績が振るわなければ補習・追試で是正し、あるいは最初から授業・宿題・小テストの密度を濃くして「できない状態」を作らせない。その分、生徒には「あれをしろこれをしろ」という負担感があり、自由や楽しさは減りがちです。

放任型は、「大学受験の実績は学校の仕事ではない」「うちの校風に惹かれて来たのでしょう」というスタンス。勉強を頑張るような仕掛けをあまりせず、競争も煽りません。校則もゆるく、生活面は本人任せです。

わかりやすいのが校則です。麻布は服装自由で、校則は「下駄で登校しない」「出前を取らない」の2つだけ、という話は有名です。女子学院も校則は3つほどしかない、と聞きます(いずれも伝聞なので、正確な内容は各校でご確認ください)。

■ 実は「勉強面」より「生活面」の違いかもしれない

ここが今回いちばんお伝えしたい点です。放任型でも授業や定期テスト、小テストはちゃんとあります。カリキュラムは存在するんです。違いは、できない生徒を「どうにかさせる」のが管理型、「本人任せにする」のが放任型というだけ。

豊島岡の方に聞くと、ゴリゴリ勉強を管理するというより、小テストが多くて定期テストで失敗させない、という程度のよう。むしろ厳しいのは服装など生活面だったりします。私の出身校(広島学院)も、勉強面はわりと放任で、うるさかったのは制服の着方や生活面でした。つまり管理型・放任型の差は、勉強そのものより生活面の窮屈さにあるのかもしれません。

■ どちらを勧めるか——ここからは価値観

日本で学歴を重視し、「高いお金と3年をかけたのだから、良い環境で実績を出してほしい」「我が子が勉強しないのは我慢できない」という方は、管理型が向きます。落ちこぼれて「こんなはずじゃなかった」となるより確実性が高い。

ただし、絶対の条件があります。校風です。 西大和の先生に聞くと、管理が厳しくて来なくなるより、校風が合わずに辞めてしまう生徒がいるそうです。本当は放任型の自由さに憧れていた子を、親が「管理型に行け」と行かせると、勉強ではなく校風への反発で辞めてしまう。これは馬鹿にできません。だから、我が子が管理型の校風に反発しそうなら、むしろ放任型が正解です。反発しない・どちらでもいい子なら、管理型のほうが勉強の確実性は上がります。

■ 放任型の本当の魅力

では放任型は劣るのか。いいえ。放任型には、エネルギーがあって面白い人が集まるという魅力があります。「流しそうめんを自分たちで学校でやっちゃおう」というようなバイタリティのある子は、社会に出て起業したり、常識にとらわれない発想をしたりします。柔軟で活力ある面白い友人と出会える確率は、放任型のほうが高いのかもしれません。

一方、管理型で手堅く育つと、大企業や医者など「着実な人生」を歩む人が多く、ぶっ飛んだ人は案外少ない——これは私自身の実感でもあります。もちろん、その情熱が「勉強しない方向」に行くリスクもあるので、良し悪しではあります。

■ 核心の問い:「ポテンシャルを何に使うか」

放任型でよく聞くのが、遊んでいた子が高2から頑張って早慶に滑り込む、というパターン。ポテンシャルが高いからできる芸当です。これをどう捉えるか。

「管理型ならもっと上(東大・京大・医学部)に届いたはず。1ランク下げてもったいない」と見ることもできます。逆に「早慶なら日本社会で十分通用する。学歴は早慶にまとめて、遊びで得た面白い友人・人脈こそ人生の肥やしになる」と見ることもできる。持てるポテンシャルのマックスの学歴を取らないと気が済まないなら管理型、学歴はそこそこでも人脈と面白い人生を取るなら放任型。まさに価値観の問題です。

補足すると、放任型に行っても鉄緑会のような塾で学歴もしっかり確保する子もいるので、放任型=学歴が下がる、と決まったわけでもありません。ばらつきが出るということです。無難なのは管理型、博打の要素があるのが放任型、という整理になります。

■ まとめ

お子さんの性格を加味して選ぶのが一番です。「管理型でも嫌がらない」「そこの生徒と友達になれそう」なら管理型を。「管理型だと反発しそう」「ぶっ飛んだ子と気が合いそう」なら放任型を選び、勉強がやばくなったら塾を挟んで最終学歴をまとめる——そんな戦略もあります。

どちらが正解とは言えません。ただ、もし自分の子なら、性格を考えて管理型かな、というのが私の結論です。


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