災害にあった友達を助けたいけど、どうしていいか分からない僕が、ボランティアをしてみて分かったこと
今回の平成30年大豪雨があって、友達がいる呉や熊野に大きな被害が出たことを知り、僕もかすかにですが「何か手伝わないと!」と言う気持ちになりました。
ただ。7/10に熊野の友人に差し入れして何か手伝おうと向かってみたら、熊野トンネルの前の大渋滞で断念して引き返しました。
熊野トンネルの手前でずーっと渋滞、純ちゃん@junchankia アキちゃん@kiaandcokia に差し入れ持って来たけど、引き返そうかな?#運転苦手 なんです。 pic.twitter.com/ZpfM3Sl9Jg
— なるちゃん@浜崎アカデミー塾長(濱崎亨) (@naruhama3) July 10, 2018
この時の差し入れは結局は、熊野の純ちゃんが市内に戻った時に取りに来てもらうことに。
なんか申し訳なかったです。
【広島県安芸郡熊野町】7/12.5時半
— 武田純治 純ちゃん【建築屋】【ボランティア2.0】 (@junchankia) July 11, 2018
&KUMANOより
友人のなるさん家族から昨日支援物資いただきました。お菓子、ジュースいっぱい!ありがとうございます。横川で学習塾とピアノ教室をされています。感謝して頂きます。https://t.co/xsXw8HF2Qa pic.twitter.com/WxkiUfWI0C
つくづく思ったのが、「どうやって支援すればいいの?」「行ったら逆に迷惑になるんじゃないの?」と言うことです。
4年前の豪雨や熊本地震の時のニュースでも見たのが、「物資を送っても現場が困る」「ボランティアが自分の面倒を見れなくて現地に迷惑をかける」と言うニュースです。
さらに、ネットで調べると「ボランティア保険に入らないといけない。」「社協に行ってボランティア登録を受け付ける。」と、正直に言って面倒くさいことが出てきます。
「たかが、そのくらいでお前の支援の心は萎えるんか?」と怒られるかも知れませんが、正直に言います。
「それくらいで、萎えます。」
関係ないけど、FBで長文の投稿なら読みますが、ブログのリンクが張ってあっても、そのリンクを押さないことの方が多いです。
動画など言わんおや、です。 この、ちょっとした手間が、人の意思決定を鈍らせるのは厳然とした事実だと思います。
そして、それよりも僕は災害ボランティアをしたことは人生で一度も無いのです。
想像がつかないのです。 アフリカの奥地に行くくらい縁遠いことなのです。
ちょっとのことでそりゃ、意思も萎えますよ。(と、自己正当化してみる)
だから、運転が苦手で作業系が不器用な僕は、頑張る人の金銭面の支援をしたり、有益な情報をFBでシェアすると言う間接的な支援をしようと思ってました。
ところが、ひょんなことから仲良くしてる子が災害支援に行くということを知り、お仲間に混ぜてもらって行って来ました。
7/13#IKIMASUHIROSHIMA の竹内大策さんのグループに加わって瀬野町の民家の土砂を書き出す作業してます。
— なるちゃん@浜崎アカデミー塾長(濱崎亨) (@naruhama3) July 13, 2018
詳しく竹内さんに聞いたことを後でブログ化しますが、まだまだ、復旧に人手が足りてないですね。
そして、おじさんの体すぐに悲鳴上げる!笑
気持ちはあるんだけど、体はついていかない。 pic.twitter.com/XA8ADqhT4U
この投稿は上に書いたように、僕と同じように「やったことないから、想像もつかなくてどうしていいか分からない!」と言う人に読んでほしいです。
今回、同行させて頂いた、IKIMASU.HIROSHIMA の 竹内大策さんと言う方に行きの車中で伺った話が、すごく腑に落ちる話でした。
彼は、4年前の広島の土砂災害の現場に住んでいました。
それで、スコップ持って近所の土砂をかきに行ってみたら、しわしわのお年寄りしかいませんでした。
これは、何だ?と思ってみたら、ボランティアセンター(ボラセン)からのボランティアが来てなかったからです。
なぜかと言うと、その地区はまだ避難勧告が出ていて、ボラセンもそこに人を送れない状況だったのです。
でも、そこしか住むところが無い人もいるし、土砂は放っておくと体に悪かったり、家が住めなくなるので早く処理してあげないといけないんです。
早く取ってあげていけないのに誰も来てくれない地域があったそうです。
それで、大策さんたちは、そういう地域にボランティアの人たちが来てくれるように、作業ができる状態にまで持っていってあげて、次の家にまた行くという活動をしました。
そして、ちょっと文句言いに社協に相談行きました。
その時、人はあぶれていました。
ボラセン行ったのに返されてました。
その原因は把握しきれてないからです。
行政も悪意があって遅らせてるのではなくて、どこでなにが必要かすべて把握するのが難しいのです。
社協のトップの人と話すと、「出来てないことは分かってる。分かってるけど、安全のためにうちを通してやってほしいのは大前提だ。
だけど、それを調べて繋いでくれる人がいてくれたら本当に助かる。」と言われました。
誰も復興を遅らせようとしてる人はいないから、「それ、僕らができます」といったら行政も無茶苦茶協力してくれました。
ちょっと、長くなったので車中で大策さんにインタビューした(音声データあります)内容の詳細な記事の続きを書くのは次回の投稿にします。
要点だけ書くと、行政も一生懸命だし、ボラセンも頑張ってる。
ただ、彼らは上から仕組みで支援をするので安全配慮などで無理はできないのと、現地のニーズを 全てくみ上げるのはなかなか難しい。
物資も人手も足りてて余ってるのではなく、全てのニーズを把握して適切に分配できてないそうです。
つまり、出口では足りてないけど、入り口の処理能力の問題で滞ってしまってるのです。
「行政は何やってるんだ!」と文句言うのではなく、行政が上から行く中で見落とされがちな末端の毛細血管のような部分を、下から補完するために民間の個人が活動することが大事なんだそうです。
資金面にしても、知名度のある大きな機関に募金してもいつかはちゃんと被災地の支援に回るけど、回ってくるのには時間がかかります。
だけど、こういうチームの人に資金援助してくれると、今支援が必要だけど、支援が行ってないところにすぐ支援するのに必要なお金として役立つそうです。
ちょっとまとまってない文書で申し訳ないですけど今日の出会いを通じて思ったのは、折角SNSがあるのだから大きな機関に寄付したりするのも良いけど、こういう民間で活動してる人の活動に資金を提供したり、SNSで情報を拡散するのも支援の形として有効かな?と思いました。
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