国語は線を引いても意味がない!?
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要約
この動画では、国語の勉強で「重要な部分に線を引く」方法が効果的ではない理由についてなるちゃんが解説しています。多くの学生が「ここが重要だ」と感じる部分に線を引くことで学習が進むと考えがちですが、なるちゃんはこれを「アリバイ作り」に過ぎないと批判しています。線を引く行為自体は、勉強しているように見えるものの、実際には脳が情報を受け入れる効果は低いと述べています。
なるちゃんは、線を引くことが学習の手段から目的になりがちだと指摘します。特に、「線を引いていれば分かっている」という感覚に陥りやすく、実際に内容を深く理解していないことが多いのです。重要だと感じる箇所に線を引く行為は一時的に記憶しやすいように見えますが、脳は情報を取り入れるのを嫌がるため、線を引くだけではその内容が頭に残らないと述べています。
さらに、なるちゃんは「本当に理解している人は線を引かなくても内容を覚えている」と強調します。読解の本質は、頭の中で話の構造を把握し、重要な情報を記憶することにあります。線を引くことに頼りすぎると、問題の本質を見失いがちで、勉強をしたという感覚だけが残ることが多いです。
代わりに、なるちゃんは「重要だと思う部分をメモする」ことを推奨しています。メモを取る行為には、手間がかかり、その分脳に情報がしっかり入りやすいのです。また、メモをすることで、文章全体を整理し、要点をまとめる能力が養われます。音読と同様、情報を自分で整理し表現することで、頭の中で構造化され、内容がしっかりと残るようになると述べています。
動画の結論として、線を引くことは「やっている風」になりがちで、理解を深めるには不十分だとされ、メモを取りながら内容を自分で考えるプロセスが大切であると締めくくられています。
トランスクリプト
(0:07) はい、みなさんこんにちは。なるちゃんです。 (0:09) 個別指導塾を中心にやってます。 (0:11) もともとプロ家庭教師だったんですけど、 (0:13) 集団授業よりは個別指導の方でこだわってやってます。 (0:17) 何の科目でも教えるんですけど、最近はね、国語に関してすごく需要があるんで、 (0:22) YouTubeの方でも国語関係の話、算数関係の話もするときはするんですけど、 (0:27) 日々ここ見てるんでね、そっちの話が多くなってきますので、 (0:30) 今日も国語の話をしていこうかなと思います。 (0:33) これはね、僕の意見なので、偏った意見かもしれませんので、 (0:36) 参考になるなと思ったら取り入れてくれればいいし、 (0:39) 参考にならないなと思ったら無視してくれてもいいです。 (0:42) ただ、この間の先生の動画でも言いましたように、 (0:45) 結構僕を教えるとね、成績すげえ伸びるんですよ。 (0:49) この間もなんかあったな。 (0:50) この間も1回だけ授業した子が、 (0:53) 過去問の点数が11点ぐらい上がった。 (0:55) 受けたい志望校、初めて国語のボーダーラインを超えましたって喜んでて、 (1:01) いやいや、1回教えたぐらいじゃそんな変わらないでしょって、 (1:04) 先生にすごい詰められたおかげで、 (1:06) 僕、詰めるんですよ。 (1:07) これどういうこと?説明しろ。 (1:08) どんどん詰めてくるんですけど、おかげで、 (1:10) しっかり考えて読めるようになってきましたって、 (1:12) すげえ感謝されてですね。 (1:14) 割と短期間でも僕が教えるとガラッと変わるっていう事例は今まで何回もあるんで、 (1:19) そういう人間のね、ちょっと一風変わった国語の指導法の話なんですけど、 (1:24) タイトルの通り、国語は線を引いても意味がないっていう話ですね。 (1:27) これは僕の持論です。 (1:29) 僕多分、生徒にここに線を引きなさいとかっていう指導をしたことがないんですよ。 (1:35) 1種類だけやる時があって、それは2種類のものを比較する場合。 (1:40) だから日本はこうで、西洋はこうでみたいな話の時なんかは、 (1:44) 日本について言ってるところに直線を引きなさいとか、 (1:47) 西洋のところは並線を引きなさいとか、 (1:49) こういうことは話の整理のためにやるんですけど、 (1:52) 大事なところに線を引きなさいって僕はやらないんですよね。 (1:57) そうですね、これ線を引いても意味がないって言ったんだけど、 (2:00) もっと酷いタイトルにしようかな。 (2:03) 国語線を引くのは、アリバイ作りかな。 (2:07) まあいいや、それは言わなくてもいいか。 (2:09) もう何ならアリバイ作りって言ってもいいぐらいですね。 (2:12) じゃあまず、なぜ線を引いても意味がないかっていう話なんですけど、 (2:16) これさっきの蛍光ペンの話にも通じるんですけど、 (2:19) ここは大事なとこだよねって言って線を引きますと、 (2:22) いいことやってるように見えるんだけど、 (2:25) 人間の脳の設理からしてですね、 (2:28) 線を引いたぐらいで何か覚えるほど、 (2:32) 人間の脳って優秀じゃないんですよ、はっきり言うと。 (2:34) 人間の脳っていうのはかなり落効したからものなんで、 (2:37) 考えること嫌い、覚えること嫌いなんですよ。 (2:41) だから情報をあんまり脳内に入れたくないんですよ。 (2:45) だからそういう人にですね、そういう脳に線を引いたぐらいで、 (2:50) そんなちょっとの手間ぐらいで頭に入るほど、 (2:53) 私たちの脳は物分かり良くないんですよ。 (2:56) だから正直線を引くのは効果薄いです。 (3:01) さらに良くないのはですね、さっきも言った目的と手段。 (3:06) 手段が目的になるっていうことになって、話を理解して (3:09) 国語のテストでいい点数を取るとかね、 (3:12) しっかり書くために線を引いてるはずなのに、 (3:16) その線を引けってことを親も先生も言うので、 (3:19) 線を引くことが目的になっちゃう人が結構いるんですよ。 (3:22) 線を引くことが目的になってるから、本にはそういう意識ないんだろうけど、 (3:25) とにかく線を引けばいいんだなってなってて、 (3:28) 線を引くことに夢中になってね、 (3:30) 本当に考えてない人、結局出ちゃうんですよ。 (3:33) 大事だから線を引きましたって言って、 (3:35) あちこちに線引いてて、全部線引いてるような人がいて、 (3:38) いや、全部大事じゃんみたいな。 (3:40) いや、全部大事なんですみたいな。 (3:42) それだったら大事なとこ大事なとこのノーターが分けられてないよねっていうことなんですよ。 (3:47) なんで、その線を引いたからって言って、 (3:49) 効果がないのが僕の持論ですね。 (3:52) そんなぐらい頭に入るような、できてないです。 (3:56) だから、もっと言うとこの線を引くっていうのは、 (3:59) 言い方悪いんだけど、手段塾の手段授業の限界でもあるし、 (4:05) これ言うとぶっつけかますかもしれないけど、 (4:07) アリバイ作り。 (4:08) 要は、うちはちゃんと指導してますみたいなときに、 (4:11) 生徒の問題書が綺麗だったら、 (4:13) これ悪意的にやってないと思うんですけどね。 (4:15) 先生たちもいいことやってると思ってるんだろうけど、 (4:18) 線引いたら、しっかり読んでるとか、 (4:21) 考えてる雰囲気になりやすいんですよ。 (4:24) 先生側も、しっかり理解しろ、読めって言っても、 (4:28) しっかり理解するっていうのを手順に落とし込めないんですよね、 (4:31) 結局のところは。 (4:32) だから落とし込めるのは、人間にはこれをしろって (4:35) 手順にまで落とし込んであげないと、 (4:39) よし、それをやろうってならないので、 (4:40) 確かに線を引くっていうのは、 (4:42) 何かいいことやってるっていうふうに見える手順ではあるので、 (4:45) 手順に落とし込みやすいんですが、 (4:47) 逆に生徒にそうやって、 (4:48) 一応、先生ごとに基準があるんだろうけど、 (4:50) 線を引かしてることで、 (4:52) 私たちはちゃんと読み方を教えてますっていう、 (4:55) やってる風味が出るんですよ。 (4:56) だから、やってる風なんですよ。 (4:59) やってる風のアリバイ作りしか、僕はないと思ってますね。 (5:04) で、正直なことを言わせてもらうと、 (5:06) 本当に読んで理解してる人は、 (5:08) 大事なところは頭の中に、 (5:10) 大体こういうことを言ってたじゃないと、 (5:11) 残ります。 (5:12) 残ります。 (5:12) だから、後からでも、 (5:14) あ、あそこで歩いてたなって、 (5:15) あそこの言葉を使おうと思っても、 (5:16) 戻ってこれます。 (5:18) だし、 (5:19) そのぐらい頭に残るような読み方をしてないと、 (5:23) すぐ話の大事なポイント分かんなくなっちゃうんですよ。 (5:25) だから、本当に考えて本当に読んでる人だったら、 (5:29) 線なんか引かなくたって、 (5:31) 絶対に頭に入ってるし、 (5:34) もし入ってないんなら、 (5:35) また戻ってきて読めばいいんですよ。 (5:36) そんな時間ないっていうかもしれないけど、 (5:38) それができるぐらい高速で読めるぐらいの実力を (5:40) つけておくべきなんですよ。 (5:42) そう。 (5:43) だから、本当に考えて本当に理解してる人は、 (5:46) 線なんか引かなくても、 (5:47) 分かります、大事だっていうのは。 (5:49) 僕何だったらもうそれこそね、 (5:52) 問題文見ずに記憶タオルにかけてやらせるんですけど、 (5:55) 本当に分かってる人は、 (5:56) 問題文見てなくても書けるんですよ。 (5:58) だいたい真横って内容。 (6:00) だから、別にその線なんか引いてなくたって、 (6:02) 理解してるときます。 (6:04) で、どうしても、 (6:06) そうは言ってもポイントを抑えないんです、 (6:08) この人はとか、 (6:09) ポイントを抑えるようにしたいんですっていうのであれば、 (6:12) 僕がやらせるアドバイスはですね、 (6:14) 線なんか引くんじゃなくて、 (6:15) 大事だと思うなら、 (6:17) メモレーっていうのが僕の結論です。 (6:20) どうしても大事な箇所を忘れたくないんなら、 (6:22) ノートに書け。 (6:23) それやったら、 (6:24) ある程度頭に残りますよ。 (6:26) で、何でかっていうとですね、 (6:28) これは音読と同じメカニズムなんだけど、 (6:29) さっきも言ったじゃないですか、 (6:30) 人間の脳っていうのは、 (6:32) 情報を取り込むこと嫌がるんですよ。 (6:34) で、音読もそうなんだけど、 (6:36) 外に声で発してみると、 (6:38) 手で書いてみるっていうのは手間なんですね。 (6:40) 手間をかけて、 (6:41) しかも書こうと思ったら、 (6:43) 一回ちゃんと脳に取り入れないと書けないじゃないですか。 (6:46) 読むのも一緒なんですよ。 (6:47) 脳にちゃんと取り入れないと読めないんですよ。 (6:48) だから、この手順をするとですね、 (6:52) 頭に入れざるを得ないんですね。 (6:54) だから、メモってみるっていうのは、 (6:56) すごく効果があります。 (6:57) 大事なポイントを忘れないようにしたい、 (6:59) 頭を整理整頓したいっていうなら、 (7:00) 大事なことを過剰書きで書いてみる。 (7:04) これは効果があります。 (7:06) だから、僕に合わせるなら、 (7:07) 線を引くなんてぬるい。 (7:09) 線引くんじゃなくて、 (7:11) 本当にやりたいなら書け。 (7:13) そこまでやって、 (7:14) 私たちの脳はやっと受け入れをしてくれます。 (7:18) だから、そこまでしないと、 (7:20) 線書くだけだったら、 (7:21) 実は脳は、 (7:22) 頭使わなくても線が引けるんですよ。 (7:25) 大事っぽいなって引いとくようですよ。 (7:26) だから、本当に考えてないから入んないんですよ。 (7:29) 本当に考えるっていうのも、 (7:31) 当たり前だけど脳をフル稼働して、 (7:32) 情報を取り入れてるんで、 (7:33) それはね、頭に残ります。 (7:35) だから、何が脳に本当に残るのかっていうのを (7:40) 考えてほしいので、 (7:42) 線をいっぱい引くのは、 (7:44) いっぱい線を引いてね、 (7:45) 解けてる人もいるんで、 (7:47) 引いてるからできない奴は言わないんだけど、 (7:49) それは線を引く以外の部分で、 (7:51) その人は理解してるだけだと思うんでですね。 (7:56) 線を引くのは、 (7:57) 僕は効果がない。 (7:59) ゼロとは言いませんが、 (8:00) 薄いというふうに思います。 (8:02) そして、線を引いてですね、 (8:04) やった気になって、 (8:05) 本当は自分が分かってないとかね、 (8:07) 本当は自分が考えてないっていうのが、 (8:08) しっかり引いてるよ、 (8:09) 考えてるじゃんっていうふうに、 (8:10) 読んでるじゃんっていうふうに、 (8:12) 読んでる風味が出ちゃうんで、 (8:13) 逆にマイナス効果なんじゃないかなと思うので、 (8:16) いろんな意見あると思うんですけど、 (8:17) 僕はお勧めしないし、 (8:18) 精度に線は引かせません。 (8:21) ということで、 (8:22) なるちゃんの国語の考え方でした。 (8:24) これ取り入れる、取れないも自由ですけど、 (8:27) 参考にしてもらったら、 (8:29) 効果があると僕は思っております。 (8:31) よかったらまた聞いてください。