「優等生として振る舞おうとする」子どもへの対応

質問

「優等生として振る舞おうとする」、「安心感が欠けている」という様子を改善する方法を教えてください。

なるちゃんの回答

**これはですね、「あなたはあなたでいい」っていう気持ちの保護者になってください。

もうこれに尽きます。**

 

なぜ優等生として振る舞うのか?

要はですね、この安心感が欠けてるのと、優等生として振る舞おうとするのは、分かりやすいぐらいにリンクしてるんですよ。

要は自分は親とかその周りの人に受け入れてもらえないんじゃないかって不安感が根底にあるんですよ。その自己肯定感がたぶん低いんですよね。

自己肯定感の高い人ってのは、自分は何やっても幸せだし、自分は何やってもみんなに愛されるとかっていうのがあるんで、多分僕もそうなんです。 僕も結構ちっちゃい頃溺愛されて育ってきた人間なんで、基本的にはちっちゃい頃に多分親とか祖父母にですね、愛されて認められてきた人って、多分ナチュラルに自己肯定感が高くなるし、愛されてきたので、まあある意味でわがままになる部分もあってもですね、少々わがまま言っても聞いてくれるよね、みたいな安心感があるんですね。

自己肯定感が高い人と低い人の違い

要はですね、そういう自己肯定感高い人はですね、悪い子やっても大丈夫みたいなところがある。

ところが、この自己肯定感低い人っていうのはですね、ありのままの自分は認めてもらえない、受け入れてもらえないみたいな土壌があるので、悪い子をやってる自分は認めてもらえるはずはないと。でも優等生であれば、いい子だから当然みんなから受け入れてもらえるはずだと。だから優等生でなければ、自分はみんなに認めてもらえないっていう思考法。

それを明確に言語化して自分の心の中に持ってるのか、なんとなく、多分それは無意識の中で持ってるんだろうけど、多分そういうメカニズムになってるんですよ。だから安心感欠けてるわけですよ。 ね。

だから優等生として振る舞ってたら安心できるはずなのに、じゃあこの人は優等生じゃない自分はみんなに受け入れてもらえない、価値がない、みんなから捨てられるんじゃないかっていう恐怖感を持って生きてるんですよね。

こういう子に必要なこと

だからこういう人に必要なのは「あなたは、あなたのままでいいんだよ」と、「少々失敗してもいいんだよ」と、「少々遅刻してもいいんだよ」と、「少々の成績が悪くてもいいんだよ」と、「少々寝坊してもいいんだよ」と、「でもみんなは受け入れてあげるよ」と、てか「受け入れてもらえるんだ」っていう意識になること。

だから、まあなんだろうな、そういう意味で言ったら、こういう子には親はガミガミしちゃだめですね。 できてないこと指摘したり、ちょっとでも優等生じゃない時に、叱るみたいなことをしすぎると、こういう風になっちゃうし。

逆にだから、こういう子には優等生でうまくできてる時によくできたねっていう風に褒めまくるのも、そこで安心すると同時に、「やっぱりこうしていかないと自分は認められない」という気持ちになったりするのでですね、

実践的な声かけ

とは何だろうな、いい事しても褒めないで、悪いことしても否定しない、怒らない。 例えば遅刻したとしてもうん、まあ朝眠い時もあるよねとか、人間夜更かししちゃうよね、とかっていう風に、ちょっとなんか弁護するような感じになってあげる、がいいんじゃないかなと思います。

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