RSTで論理を訓練する方法
RSTで論理を訓練する方法
質問:RSTで読解力とスピードつく?
リーディングスキルテスト(RST)の読解テストみたいなので論理の訓練すると読解力とスピードつきますか?短文で文の意味、構造を読み取るテストです。
例題:ある地域では、近年若い世代の人口が減り続けています。そのため地元の商店街は客が減少し、閉店を余儀なくされる店も増えてきました。結果として、日用品を買うために隣町まで出かけなければならない高齢者が多くなっています。
効果はある
いいと思いますね、これ。普通にこういうので訓練したら、そうですね、読解力とスピードつきますね、これは。ただ問題は、これで正解が選べない人にどうやって教えるかっていう話なんですよね。
僕の指導法:読解の介護
ステップ①:原因と結果を書かせる
例えば僕だったらこれ、こういう風に指導します。「ある地域では近年若い世代の人口が減り続けています。そのため、地元の商店街は客が減少し、閉店を余儀なくされる店も増えてきました。」ここで「そのため」ってあるじゃないですか。僕「そのため」が出てきたら、「そのため」っていうのは原因と結果なので、「何が原因で何が結果ですか?」ってまず書かせます。
ステップ②:さらに「なぜ?」を問う
書けると思うけどね、若い世代の人口が減り続けているが原因で、結果が地元の商店街の客が減少して閉店する店が増えた、なんだけど、ここでね、ポイントはね、いつも言ってる「考えろ」って話なんですよ。ここでワンポイントさらに問題出すんですよ。
それが分かった時に、「何で若い世代の人口が減ったら商店街は閉店するんですか?」っていう、そこをね、実は問題にして考えた方が良くて、そこで結構「うっ」てなる子いるんですよ。
で、僕さらにその時意地悪なこと言うんですよね。「若者が減ってるから問題あるじゃん、年寄りだったら大丈夫なの?」と、「なんで若者が減ったら店は潰れるの?」っていうのを考えさせるんですよ。で、結構これ答えられない人がいるんですよね。
共通知識の確認
話の飛躍に気づかせる
実はこの中には「当然でしょ」っていうみんなが持ってる共通知識、共通理解をですね、「当然あなたはこの理解を持ってますよね」っていう話の飛躍があるんですよ。
これどういうことかって言うと、若い世代というのは、基本的に活発に行動するし、色んなものを消費するし、購入するんですよ。
具体例で理解させる
考えてもらったら分かるんですけど、若い人、ちょっとおしゃれしたいなとかね、かっこいい格好したいなと思って服買うじゃないですか。年寄り買います?
家とかも買わないですよね。だってそれより前に買ってるもん。なんか70過ぎてから家建てるとか年寄りあんまり見たことないでしょ。若い時に買ってますからね。
車とかもそうですよね。若い頃はね、なんか「ああいう車かっこいいなあ、乗れたらいいな」とかね、「ああいう車乗ったらモテるな」とかっていうね、その積極的にね、車買い替えたり、ちょっと高めの車買ったりとかローンを組んで頑張ったりするだろうけど、まあそんな高齢者はそんなガンガン買わないですよね。
食べるものもそうですよね。若い人は元気なので、何か美味しいもん食べたいなって思ってね、なんかおしゃれなカフェに行ってなんかパンケーキが山積みになってるやつを食ってみたりとかですね、焼肉食べ放題に行って食ってみたりとかですね、やっぱり若くて健康なぶん、いっぱいご飯食べるんですよね。
結論:これは常識
だから当たり前だけど、経済っていうのは若者が牽引するんですよ。
若い世代が減ったらですね、お店に者を買いに来てくれたり、お店でご飯食べたり、お店でなんかそのサービスを受けてね、お金落としてくれる人がいなくなるんで、それはそこの経済が停滞する。これ常識なんですよ。だから店潰れるよねっていう話なんだけど、意外とこの理屈が分かってない人っていたりするので、これはそこを「あなたはその理屈分かってますか?分かってませんか?」ってのを問うた方がいいですね。
丁寧に読解の介護をする
「結果として」のも、まあこれも一応ね、書かせると、何が原因で何が結果ですか?って言うと、商店街の店が閉店すると、そうすると結果は日用品を買うために隣町まで出かけなければならないと。まあ一応わかると思うけどね、ここら辺ぐらいはね、店が閉店したら、それに商品買えないんだなってのあると思うんだけど。
そうだからこういう問題もね、いきなりこの問いを出してもいいんだけど、答えられない人にはこのぐらい丁寧に、実は僕はね、読解の介護をしますね。
まとめ
- RSTは読解力とスピードをつけるのに有効
- 「そのため」「結果として」で原因と結果を書かせる
- さらに「なぜ?」を問うて考えさせる
- 共通知識・常識を確認する
- 答えられない人には丁寧に「読解の介護」をする
