国語できない奴はこれをやれX選

国語ができない子には、はっきり共通点があります。頭が悪いからでも、語彙が足りないからでもありません。「考えずに、目で文字をなぞっているだけ」——これだけです。

広島でナルシストをしながら塾をやっている、なるちゃんです。国語だけで逆転合格を、何人も見送ってきました。今日は、うちが本当にやらせている”国語の鍛え方”を、塾で教わることの真逆も含めて、ぜんぶ書きます。

① 指示語を「書かせる」

「それ」「これ」が何を指しているか、その場で言えますか。うちで聞くと、ほとんどの子が固まります。分かっていない以前に、そこを考えるという発想がない。「え、それ考えなきゃダメなんですか?」という顔をするんです。

逆です。そこを飛ばすから、次の一文で迷子になる。せめて指示語くらい、全部書き出してみる。すべての出発点はここです。

ちなみにこれを親子でやると、問い詰めになって喧嘩になりがちです。でも、子ども本人に「書いてごらん」とやらせるだけで、考えるスイッチは確実に入ります。

② 接続詞で「何と何が矛盾しているか」を言葉にする

「しかし」は、前と後ろがぶつかるから使う言葉です。「雨が降った→中止になった」は当然の予想だから「だから」。「雨が降った→でも開催された」は予想を裏切るから「しかし」。

接続詞が出るたびに、“何と何が矛盾しているのか”を言葉にする。これだけで、読みの解像度が一段上がります。

③ 「確かに」は言い訳構文

これを知らない人が本当に多い。「確かに〜」は、実は**”言い訳構文”**です。

「日本人は背が低い」と言い切ると、「八村みたいに高い人もいる」とN=1で噛みついてくる人がいる。それを先回りして封じるのが「確かに」「もちろん」。だから「確かに〜」が出たら、**”筆者はどんなツッコミを警戒しているのか”**を考える。そこに筆者の本音が透けて見えます。

④ 選択肢と抜き出しは捨て、ぜんぶ「記述」にする

選択肢問題は、鉛筆を転がしても当たります。つまり考えなくても解ける。思考停止の製造機です。

だから、選択肢は隠して自分の言葉で書く。抜き出しは字数を無視して書く。ぜんぶ記述に変えてしまう。書くとなったら、考えるしかなくなるんです。

⑤ 国語は「書いてないこと」を書く科目

国語は、書いてあることを探す科目ではありません。「書いてないこと」を自分の言葉にする科目です。

切り貼りは思考停止。だからこそ、比喩を説明させる。THE BLUE HEARTS「リンダリンダ」の”ドブネズミみたいに美しい”。汚いはずのドブネズミの、その”美しさ”とは何なのか。ここに答えられる子が、本物です。

⑥ 語彙は語源・誤用まで掘る

語彙はサボらない。でも「この言葉はこういう意味」と覚えるだけでは、頭に残りません。語源・似た言葉との違い・用例・誤用まで掘る。

たとえば「スランプ」は、“前はできていた”が前提の言葉。だから、もともと実力のない人の不調は、スランプとは言わない。ここまでやって、初めて”使える言葉”になります。

⑦ 捨てる勇気——量より深さ

大手塾の国語、毎週ぜんぶこなそうとしていませんか。毎週問題が変わる→一本も深く味わえない→やるほど”切り貼り”になる。効かない筋トレを毎日やっている状態です。

読解は、月に1〜2本でいい。その代わり徹底的に。あとは「知らん」でいい。量を捨てて、深さを取るんです。

⑧ いちばん効くのは作文

そして、いちばん効いたのは——作文でした。問題集を解くより伸びます。ただし、書きっぱなしはダメ。フォローが命です。

書く→指摘→足す→また書く。このラリーを回すと、子どもの文章はみるみる化けていきます。もし一つだけやるなら、迷わず作文です。

結局、「考える」に尽きる

ここまでの全部、結局これに尽きます。「思考停止しない、考える」

でも、”考えろ”と言って考える子はいません。だから、考えざるを得ない問いを出し続ける。正解しなくていいんです。”なんでドブネズミが美しいんだ?”と悩んだ、その過程で成績は伸びる。答えより、考えた時間です。

正直に言うと、国語はご家庭だけで鍛えるのが一番むずかしい科目です。算数と違って、つい説教っぽくなる。反抗期の子に親が国語を教えるのは、ほぼ無理ゲーです。だからこそ、こうした”考えさせる問い”は、斜めの関係にいる第三者——私たちのようなプロに任せてもらうのが、いちばん効きます。

うちの教材「キジュツバ」では、ここで紹介した”考えさせる問題”を毎月配信しています。国語で伸び悩んでいるお子さんがいたら、よかったら覗きにきてください。

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