ボキャブラリー解説 「持続可能性」 「伊勢神宮の式年遷宮」 中学受験 国語
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要約
この動画では、国語のボキャブラリーとして「持続可能性」と「伊勢神宮の式年遷宮」について解説しています。
まず、「持続可能性」について説明されています。持続可能性はサステナビリティとも呼ばれ、現代社会が持続できるかどうかを考える概念です。主に環境問題、特に気候変動に関連して使用されます。木を燃やすことで排出される二酸化炭素と、ガソリンを燃やすことで排出される二酸化炭素は異なります。木の二酸化炭素は、もともと木が空気中から吸収したものであるため、燃やしてもプラスマイナスゼロとなります。一方、ガソリンは地中から取り出された化石燃料であり、燃やすと新たに二酸化炭素が増えるため、環境に悪影響を及ぼします。このため、化石燃料の使用は気候変動の主因とされ、持続可能ではないと考えられています。
次に、「伊勢神宮の式年遷宮」についての解説が続きます。伊勢神宮では、20年に一度、隣に同じ建物を建て替える「式年遷宮」という伝統が続けられています。この儀式は建物の耐久性ではなく、宮大工と呼ばれる職人の技術を維持するために行われます。建物の建て替えが100年に一度などの頻度で行われると、前回の建設に携わった職人がいなくなり、技術が失われてしまいます。20年というスパンで建て替えることで、職人が技術を引き継ぎ、次世代に伝えることができるのです。これにより、伊勢神宮は永続的にその形を保ち続けることができるとされています。
動画では、持続可能性という概念が現代の環境問題と深く結びついていること、そして伊勢神宮の式年遷宮がいかにして伝統技術を守っているかが詳しく解説されています。これらの知識は、中学受験における国語や社会の理解を深める上で有益です。
トランスクリプト
(0:07) はい、こんにちは。ナルちゃんです。 (0:08) 今日はですね、ボキャブラリー解説なんですが、 (0:12) ちょっと長くなっちゃうんで、 (0:15) 1分は無理なんで、 (0:16) この通常のYouTubeでやらせてもらおうかなと思ってます。 (0:20) まず1つ目がですね、持続可能性。 (0:23) 持続可能性、これサステナビリティって言うんですけど、 (0:26) 結構ですね、ある小6の生徒に (0:28) 当然持続可能性知ってるよねって質問してみたら、 (0:31) まあ全く知らなかったんで、 (0:32) そういうこといろいろ可能性があるんで、 (0:35) ちょっと解説しようかなと。 (0:36) 持続可能性ってのは持続が続けるって意味なんで、 (0:39) 続けることが可能って意味なんですが、 (0:41) これ何かって言うとですね、 (0:43) 持続可能性が最近叫ばれてるっていうのは、 (0:45) 勘の良い人は逆見しないといけないんですよ。 (0:48) 持続できないから持続可能性が叫ばれてる。 (0:51) じゃあ何が持続できないかって言ったらですね、 (0:54) 私たちの今の現代社会です。 (0:56) 持続可能性っていうのは、 (0:58) いろんな尺度の持続可能性があるんで、 (1:01) それこそSDGsっていうのは持続可能性なんですけど、 (1:05) 狭い意味の持続可能性っていうのは環境問題。 (1:08) 要は気候変動です。 (1:10) どういうことかというとですね、 (1:12) これも意外と聞いてない子がいるんですけど、 (1:14) 木を燃やして二酸化炭素が出るっていうのはですね、 (1:17) というのとガソリン燃やして二酸化炭素出るっていうのは、 (1:20) 同じ二酸化炭素じゃないかなと思うから、 (1:23) 同じようにみんな悪いと思ってる。 (1:25) これ違うんですよね。 (1:26) 木を燃やした場合に出る二酸化炭素っていうのはですね、 (1:29) 木の中に入っている炭素はですね、 (1:32) もともと木が光合成するときに、 (1:34) 空気中から取り込んだ二酸化炭素なんです。 (1:36) だから木を燃やしても実はプラスマイナスゼロなんですね。 (1:40) 木もいつかですね、 (1:43) 腐ってバクテリアに分解されてですね、 (1:47) 二酸化炭素になるんで、 (1:48) いずれ二酸化炭素に戻らないといけないものなんですよ。 (1:51) もちろんここから話す伊勢神宮みたいに、 (1:53) 神社みたいに何百年も経ってますけど、 (1:58) 木造建築可能なんで、 (2:00) そうなればですね、 (2:01) ずっと二酸化炭素を固定化したままもできるんですけど、 (2:04) もともと空気中の二酸化炭素取り込んでるものなんで、 (2:09) 燃やしてもプラスマイナスゼロなんですよ。 (2:12) 空気中の二酸化炭素は増えない。 (2:13) ところがガソリンはですね、 (2:16) 油田の地面の下に入ってる炭素を燃やしてるんですよ。 (2:20) だから燃やしたら、 (2:21) 地球の空気中の二酸化炭素の総量が増えるんですよ。 (2:25) よろしいですか。 (2:26) だからよろしくないんですよ。 (2:27) だから化石燃料は良くないってわけです。 (2:29) で、そうやってみんなが化石燃料を燃やし続けた結果、 (2:32) 地球の大気中の二酸化炭素の濃度はどんどんどんどん上がってきました。 (2:36) そしたらどうなりましたかと。 (2:38) 温室効果でどんどん地球の気温が上がっていってますと。 (2:41) どんどん異常気象になり、 (2:42) このままでは南極の氷とか溶けるし、 (2:46) ヨーロッパの北欧の方の氷河とかもどんどん溶けていってですね、 (2:51) 海面が上昇していって、 (2:53) バングラディッシュとか水没するのかな。 (2:55) 結構日本も海沿いの地域は水没するって言われてて、 (3:02) 海沿いの地域は水没するとかね。 (3:04) ロシアとかはたぶん喜んでるんですよ。 (3:06) あそこはウラジオストク以外、 (3:09) 冬に凍らない港がねえって悩んでるのはですね、 (3:12) 氷がバーっと溶けてくるとですね、 (3:13) 南極海に航路ができるんじゃないかっていう話も言われてて、 (3:17) ロシアとか暖かくなったら食物もいっぱい取れるなって、 (3:19) それ喜ぶんだろうけど、 (3:21) 地球全体で考えるとこの気候変動はどうやらことになってしまう。 (3:25) 地球進めなくなるよねと。 (3:27) だから今やってるのが2030年までに (3:31) 二酸化炭素の増加量をこのぐらいに (3:34) 抑えないといけないよねって言ってもできてないって話なんですよね。 (3:38) 基本的には化石燃料を燃やせば燃やすほど (3:43) 二酸化炭素の放射量が増えていくので、 (3:46) 本当はもう一切空気中の二酸化炭素を増やさないがベストなんですが、 (3:54) じゃあ皆さん電気使わない生活できるんですかと。 (3:58) 車を使わない生活できるんですか、できないですよねっていうこと。 (4:01) ということで今の現代社会のやり方をこのまま続けていったら (4:05) 持続できないよねと。 (4:07) なんとかしてこの空気中の二酸化炭素が増えないようにしながら (4:11) 今の生活を維持していって、 (4:12) 我慢すると我慢して、私たちの地球は壊れずに (4:17) 100年200年続けていけるのを削除しようねっていうのは持続可能性なんですよ。 (4:22) なので本当の意味での持続可能性っていうのはまだ実現してないんですね。 (4:27) なんとかせねばって言ってる段階なんですよ。 (4:29) 持続可能、持続可能って言ってるのは裏で言うと持続可能になってないからなんですよ。 (4:34) だから二酸化炭素増加量を抑え込むのに失敗するとですね、 (4:37) 隙放題に増えたら本当に2100年ぐらいには住めなくなるとか (4:43) 結構な地域が水差しになるとかですね。 (4:46) 僕の住んでる横川も海の底になるかもしれないっていうことなんですよね。 (4:51) というのが持続可能性。 (4:53) 結構これ分かってない人いるのでしっかり持続可能性っていうのを (4:58) この話聞いて学んでください。 (5:00) 次、異星人群。 (5:01) 同じ文明がちょっと出てきて、異星人群は持続可能性があるみたいな話で (5:06) この文章の持続可能性ってのは長く続けられるって言っててですね。 (5:11) 異星人群の長く続いてる仕組みってなかなか面白いんですよ。 (5:15) 異星人群はですね、四季年戦群っていうのがあって、どういうことかって言うとですね (5:21) 20年に1回ですね、隣だと思うんですけどね。 (5:24) 出雲大使は裏に作って前に作ったりやるんだけど (5:27) 隣にですね、今ある神社の建物と全く同じ建物を20年に1回建ててですね。 (5:35) 古いやつは解体して部品を使ったりするんだけど (5:40) 新しいものに移り変わっていくっていうのを20年ごとにやっていくんですよね。 (5:43) そこに異星人群の持続可能性があるっていう話なんですけど (5:47) これね、異星人群の四季年戦群はよくテーマになるんで (5:51) これ知識として知っといた方がいいんですよ。 (5:53) なんでその20年にやるかっていう話なんですけど (5:56) ぶっちゃけ建物って20年に1回建て直さないといけないぐらい (6:01) 耐久力ないかってそんなことないんですよ。 (6:03) 多分何十年下手すれば何百年持ちます。 (6:06) じゃあなんで20年に1回建て直すか? (6:08) これはですね、建てる大工さんの技術を維持するため。 (6:12) なんかあれはね、宮大工って言って (6:14) 普通の大工たちが特殊な技術を使うらしいんですよ。 (6:16) 神社を作るの。 (6:18) 釘も違うんじゃなかったかな。 (6:20) それ専用の釘も使うとかっていうのがあってですね。 (6:23) だからそういうのっていくら設計図があってマニュアルがあっても (6:27) 実際にやってみないとわからないんですよ。 (6:30) 100年とかに1回建て直しましょうって言ったら (6:33) 100年経ったら前に作ったことある人間全員死んでるんですよ。 (6:36) わかりますか。 (6:37) 80のベテランの親方でも俺やったことないよってなると (6:41) 多分その伊勢神宮を作る特殊な建築技術って失われちゃうんですよ。 (6:46) だから20年に1回建て直して (6:49) 例えば20歳ぐらいの時に建て直しに若手で下っ端で参加した人も (6:55) 次の20年40ぐらいでちょうど一番油の乗った時期で (7:01) 前回の経験を使いながら自分が中心となって建て直す。 (7:04) さらに20年経って60歳ぐらいになってベテランになって長老になって (7:08) 3回目の建て直しの時は過去2回の経験を伝えながらできるじゃないですか。 (7:15) っていう風に適度に技術を絶やさないのが20年っていう知恵なんですよ。 (7:22) だから建築費を削る、材料費削るとかっていうのは (7:26) それはもう50年60年100年に1回にすればいいんだけど (7:31) その技術が途絶えちゃうから技術守るために (7:35) 伊勢神宮を20年に1回建て直してるっていう知恵なんですね。 (7:39) っていうので伊勢神宮っていうのはそういう意味で言うと (7:42) 20年に1回建て直してちゃんと技術を継ぐから (7:45) 永遠に作り続けられる仕組みを作ってるよねっていうので (7:50) 伊勢神宮で20年に1回建て直してて (7:53) 三枝大工さんの技術守るためにやってるっていうのは知識として知っておいていく。 (7:58) ちなみにですが我が愛する広島カープは (8:01) 2016年に7回目の優勝をして、そこから3年目の優勝したんですが (8:05) 2016年の前の優勝はなんと1991年でした。 (8:08) 私が小学校6年生の時。だから25年四半世紀開いたんですね。 (8:12) 1世紀の4分の1だったんですね。 (8:14) 今でも覚えてるんですが2016年のシーズンが終わって (8:17) どうやら優勝しそうだぞって話になった時に (8:20) 広島ローカルニュースで困ったことがあります。 (8:23) 何だろうなっていうのを見たら (8:24) デパートは優勝したら優勝記念セールをしないといけない。 (8:28) ところが25年開いたので誰も優勝記念セールのやり方が分かんなくなっちゃった。 (8:33) やった経験がある人はもう退職してます。 (8:35) 退職したおじいさんに電話してあれどうやるんですかって聞いてるみたいな (8:39) 25年前の資料を引っ張り出してきてみたいな (8:42) 笑い話みたいなのがありましてね。 (8:44) だから広島カープはそういう意味で言うと (8:46) 伊勢神宮の建て直しよりも長い期間空いちゃってですね。 (8:53) 優勝セールの仕方が分かんなくなって困っちゃったみたいな。 (8:57) だからやっぱりそんだけ時間を空けると (9:00) 技術とか知識が途絶えちゃうんで (9:02) そういう観点も大事だねっていう話でした。 (9:06) 今日は持続可能性と伊勢神宮の話をしました。 (9:09) よかったらまた見てください。