ボキャブラリー解説総集編① 中学受験 国語

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要約

この動画は、中学受験向けに重要なボキャブラリーを解説する総集編の第1回です。講師の「なるちゃん」が、日常的に使われるけれども、意味を正確に理解していないことが多い言葉について、わかりやすく説明しています。以下は、いくつかの言葉の解説内容です。

1. 伴侶
伴侶とは、人生を共に歩む結婚相手を指します。男性にとっての妻、女性にとっての夫を意味し、人生を共に過ごすパートナーを表します。

2. 小売と卸売
小売は、コンビニやスーパーのように、一般消費者に商品を売ることを指します。一方、卸売は、商品を小売業者やビジネス向けに大量に販売することを意味します。メーカーから直接ではなく、卸売業者を通じて商品が流通する場合も多いです。

3. 依存
依存は、他の何かに頼って生きている状態を指し、自立していないことを意味します。依存症の例として、薬物依存症やギャンブル依存症などがあります。これらは、自分の力だけでは正常な生活が維持できない状態を指します。

4. 縁
縁は、理屈や科学を超えた不思議なつながりや偶然を指す言葉です。仏教の概念に由来し、過去世からのつながりが今世でも続いていることを示します。

5. 災い
災いは、非常にマイナスな影響を及ぼす事象や状態を指します。例えば、「口は災いの元」という言葉は、不用意な発言が自分に不利な結果をもたらすことを警告しています。

6. 呑気
呑気とは、切迫した状況にもかかわらず、のんびり構えている状態を意味します。褒め言葉としては使われず、行動の遅さや危機感の欠如を指摘する際に用いられます。

7. 切実
切実は、先延ばしにできない、今すぐ解決が必要な重大な問題や状態を指します。例として、会社の経営が危機に瀕している状況などが挙げられます。

8. 脚色
脚色とは、実際の話に尾ひれをつけ、事実以上に大きく見せることです。物語や報道などで内容を誇張する際に使われます。

9. 軽蔑
軽蔑は、相手を軽んじ、価値がないと見なすことを意味します。尊敬とは反対の概念であり、相手を見下す態度を示します。

この動画では、これらの言葉が持つ深い意味を理解し、日常生活や受験勉強に役立てるためのポイントが詳しく解説されています。

 

 

 

トランスクリプト

(0:07) 1分間ボキャブラリー。今日は伴侶という言葉の意味について解説していきたいとおもいます。 (0:13) これは一言で言うと、簡単に言うと結婚相手のことです。 男性から見たら奥さん、妻。女性から見たら旦那さん、主人。 (0:22) そういう結婚した配偶者のことを伴侶と言います。 (0:26) 何で伴侶というかというと、共にという言葉がある通り、人生を一緒に歩んでいく相手という意味で使っている言葉です。 (0:35) だからいい意味で使ってますね。この人と結婚して死ぬまで一緒に沿い遂げると言うんですけど、一緒に過ごしていくぞという意味で、人生を一緒に歩んでいってくれる人という意味でこの伴侶という言葉を使っています。 (0:50) 小売と卸売を一気に説明します。 (0:52) 小売はコンビニとかスーパーとかのように、私たちの一般の消費者、一人一人に売っていく。小口って言うんですかね。 (1:00) 小口の消費者に売っていくから小売と言います。 (1:03) 卸売というのは、私たち一人一人のような人間を相手にするんじゃなくて、スーパーとかコンビニとかも、直接メーカーから買う場合もあるんですけど、そういう場合は少なくて、 (1:13) そういう商売をしている人に売るという売り方、これが卸売と言います。 (1:19) だからスーパーとかコンビニなんで大量に買ってくれるので、割と大きめに売り返す。 (1:24) そういう一般の人じゃなくて、商売をしている人を相手に売ることが卸売。 (1:29) そういう人たちが卸から買ったものを一般の普通の一般人の消費者に売っていくのが小売と言います。 (1:35) だから意外と商品というのは、メーカーを出てから皆さんの手に渡るまでにいろんな経路があったりするんですよ。 (1:42) それを省略するのがコンビニのプライベートブランドなんですが、それはまた次回解説したいと思います。 (1:48) 依存の依存っていうのは頼るっていう意味なんですよ。 (1:51) だから頼って存在する。 (1:52) 依存は何か自分以外のものの力を借りれないと生きていけない。 (1:57) そこに頼りっぱなしになっている状態を依存すると言います。 (2:00) だからあんまりいい言葉じゃないですね。依存するっていうのは。 (2:02) 自分一人で自立できてないっていう意味なんで。 (2:04) 例えば僕で言うと、このオンラインでここを申し込んでくる方は、軍師くんからの流入がすごく多いんですよ。 (2:10) そういう意味で言うと、僕のオンラインの集客は軍師くんに依存しているみたいな感じですね。 (2:15) 依存症って言葉もありまして、これは例えば薬物依存症だったら、 (2:20) 麻薬に身体が中毒になって、それがないと自分は正常な状態を保てない。 (2:25) 薬物に依存している。 (2:27) 薬物以外も買い物依存症とか、何かギャンブル依存症とかですね。 (2:32) それに頼っていないと生きていられないみたいな状態。 (2:34) そんな状態のことを依存って言いますので、できれば皆さんは何かに依存することのないような (2:39) 自分一人で生きていけるような人間になってください。 (2:44) 縁ってなかなか難しい言葉なんですよ。 (2:48) 簡単に言うと、理屈でこうなったからこうなったというのを超えた不思議な力、不思議な偶然というものがあると。 (2:57) 例えば、前一緒だった人が引っ越した先で、たまたま実は私も引っ越っちゃいました。一緒になるとかね。 (3:03) 同じ人に違う場面で何回も出会うと、確率を計算したらあんまりそんなことないんだけど、 (3:08) そういうラッキーが起きるみたいなこと。 (3:10) これもともと仏教の言葉で、仏教は生まれ変わりあったりするんですよ。 (3:14) だから前世で何か繋がりがあったから、今回の人生でもやっぱりまた巡り合っちゃうとか。 (3:20) その仏教の巡り合わせだけじゃないんだけど、どうにも今の理屈とか科学を超えたところで、 (3:26) 何か不思議な力があって結びつくように仕向けられているっていうものを、 (3:31) ご縁がありますねっていうふうに表現する。 (3:35) 日本独特の考え方ですね。 (3:37) 多分英語だったらラッキーで終わると思います。 (3:41) 換算するについて解説します。 (3:42) 換算するというのは、同じものなんだけれども、違った数値に計算し直す。 (3:51) 違った数値で表現し直すというのは換算するという意味です。 (3:54) 例えば、100キロの体重の人がいたとして、これグラムに直したら10万グラムなんですよ。 (4:00) トンから見たら0.1トン。 (4:02) 同じことを言っているんだけど、トンを使うかキロを使うかグラムを使うかによって数字が変わるでしょ。 (4:06) 同じように、例えば持続36キロっていうのを分速に直すと600メートルとかですね。 (4:13) こんなふうに同じものなんだけど違うものに言い換える。 (4:16) 難しいパターンで言うと、例えば運動量をカロリーとかに変えたりするのもある。 (4:21) カロリーって本当は熱量の単位なんですよ。 (4:23) だからこのぐらい動いたエネルギーっていうのを熱量に換算するし、 (4:27) 熱量に換算するってことは食べ物のカロリーとも一緒のことで、 (4:31) 食べ物がどのぐらいの熱量に変わるかっていうものなので、 (4:34) 結局、同じものを違う表現の違う数字に変えるって意味です。 (4:40) 災いするという言葉の意味を解説します。 (4:42) 災いはね、もともと災害。 (4:44) だから地震とか台風とか津波とかみたいな、とんでもない災害の意味が災いの最後の字です。 (4:50) だから災いするというのはですね、非常にマイナスな被害を被るって意味です。 (4:55) 例えばですね、それは自然災害ではなくて人間同士の関係、 (4:59) 社会でもですね、ひどい目に遭うという意味で災いするという言い方があります。 (5:02) 例えばですね、口が災いの元という熟語がありまして、 (5:07) あちこちで実は悪口を言いふらしていたと。 (5:09) そしたらそれがみんなにバレて、 (5:12) あいつもう人の悪口ばかり言ってるやつだってみんなから軽蔑されてですね、 (5:15) 仲間がいなくなって学校の中で孤立しちゃうと。 (5:18) 口が災いしたねとかね。 (5:21) 人間に使うときは何か原因があって、 (5:23) そのせいで自分に不利益なこと、自分に良くないこと、 (5:26) 自分が困るようなことが返ってくるというのが災いするという言い方です。 (5:31) いい意味で使うことは一切ありません。 (5:33) マイナスの意味しかありません。災いするです。 (5:36) 軟気という言葉を解説します。 (5:38) これはね、節日という言葉の反対なんですけど、 (5:42) 節日はね、例えば来月までに100万円用意しないと僕の会社が潰れちゃうと。 (5:46) どうしようどうしようって必死にそういうのをね、 (5:48) お金貸してくださいと動いたりするじゃないですか。 (5:50) そういうすぐにどうにかしないといけない状態のときに、 (5:52) まあいいかと僕がテレビ見てるとかね。 (5:55) 大丈夫?それでみたいな。 (5:56) そういう本当に早くやらないといけないことに迫られたときに、 (5:59) ゆっくりやってる状態のことを、 (6:02) 軟気だな、軟気な奴だなというふうに言う言葉なので、 (6:05) 君は軟気でいい奴だねってあんまり褒め言葉に使わないかな。 (6:08) この状況でよくよくそんな軟気なことやってられるねっていう。 (6:11) 分かる?早く動かないといけない。 (6:13) もう迫ってるときに、 (6:14) だらだらゆっくりしてって大丈夫かお前、だめだなってニュアンスが (6:18) 軟気って意味です。 (6:19) なのでですね、皆さんも勉強に関しては、 (6:21) まあいつかなんとかなるだろうみたいに軟気に構えずに、 (6:24) 今これやんなきゃもう俺は終わっちまうっていう風にですね、 (6:27) 切実に捉えた方がいいと思います。 (6:30) 切実という言葉の意味はですね、 (6:32) もう今すぐそれをどうにかしないと死んでしまう。 (6:35) 先延ばしにできない。 (6:37) もう逃げられないぐらいに迫っていて、 (6:40) もうそれをやらないといけないぐらい、 (6:41) 超真剣で大事なことに追われているという状態ですね。 (6:45) 切実というのは。 (6:46) 例えば、僕がですね、会社を経営していて、 (6:50) なかなかちょっと調子が良くないと。 (6:52) いろんな人にお願いしているのでお金を払わないといけない。 (6:54) でも会社の中にお金がないと。 (6:56) 来月までに100万円お金を何か用意して支払わないと、 (7:00) もう銀行の取引できなくなって、いわゆる倒産。 (7:03) 会社が潰れちゃうと。 (7:05) その100万円を何とかしないといけない。 (7:06) これ切実な問題だと。 (7:08) 地球問題からもそうですね。 (7:10) あと10年、20年以内で何とかしないと、 (7:12) もう地球が住めなくなっちゃうかもしれないと。 (7:13) というふうに、先延ばしにできないぐらい追い詰められている、 (7:17) とんでもない真剣な課題があって困っている状態というのを (7:20) 切実というふうに言います。 (7:22) 皆さんも勉強を切実に捉えて頑張りましょう。 (7:26) 脚色するという言葉の意味を説明します。 (7:28) 脚色というのは、芸人さん用語で言うと話を盛る。 (7:32) おひれ、はひれをつけるのに近いんですけれども、 (7:34) 本来あった話をちょっとねじ曲げて、 (7:37) 大きくとか面白くなるように、 (7:40) 完全な嘘というわけではないんだけど、 (7:42) ねじ曲げてしまって話を大きくしちゃう系が脚色かな。 (7:46) 例えば僕が近所で殺人事件があったと。 (7:49) 刑事さんが目撃者というので、 (7:51) 目撃をお聞かせくれませんかと話を聞きに来たと。 (7:54) あったときに、あの人刑事に逮捕されたらしいよとか、 (7:58) 取調べを受けているらしいよとか言って、 (8:00) 刑事さんと話をしたのは事実なんだけど、 (8:02) 別に捕まったわけでもなければ僕が犯人というわけでもないでしょ。 (8:06) という風にちょっと話をねじ曲げて、 (8:07) 大きく盛ってしまうことを脚色すると言います。 (8:11) 色っていうのはね、そもそも本来じゃなくて、 (8:13) ちょっと意味を付け加えるという意味があったりするので、 (8:16) 脚色するというのはそういう風に話をちょっとねじ曲げて、 (8:20) 大きくしちゃって、本当以上にしてしまうという意味です。 (8:23) 皆さんあまり脚色はしないようにしましょう。 (8:25) 軽蔑するという言葉の意味を解説します。 (8:28) これは簡単に言うと尊敬する敬うの反対語。 (8:31) 相手を軽く見る。価値を低く見る。 (8:34) 別するというのはですね、 (8:36) 価値がないものだ、悪いものだという風に (8:39) 悪く評価するという意味です。 (8:41) 例えばどういうことかというとですね、 (8:42) すごくなんとかちゃんかわいいとかいう風に (8:44) 人当たり良かった女の子がいたとして、 (8:46) 実は裏であのブスがとか言って、 (8:48) 悪口言ってるとかけ口叩いてると。 (8:50) そして何か実はいじめ合ってるとか。 (8:52) って言ったらその子のこと嫌になって、 (8:54) もう近寄りたくないってありますよね。 (8:56) そんな風に、この人はダメだ、この人は価値がない、 (8:59) この人のことは評価できない、 (9:02) この人とは付き合いたくないという風に (9:03) その人のことを評価を下げて、 (9:06) できるだけなんていうかな、下に見るというか、 (9:09) 良い存在ではなく良くない存在だという風に (9:13) ちょっとですね、嫌がるというような意味が (9:16) 軽蔑という意味にあります。 (9:17) だから軽蔑されないように気を付けてください。

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