2014年 明治大学合格 R・Oくん 先生目線の合格体験記①
最近はサボってますが、以前は合格体験記を書いてくれた生徒について先生目線で振り返りを書いてました。
ご参考にしていただければと思って再録します。
今度は、私の側から見た体験記を書こうと思います。
R・Oくんは基本的にすごく素直で真面目な子でした。
バカでは無く十人に一人くらいの頭脳ですが、「一を知れば十を知る」的な器用なタイプではありません。
典型的な「コツコツ」型の人でした。
得意科目は世界史でした。
いかにもです。
ついでに言うと、性格はすごく「いいヤツ」なのですが、その分勝負には弱いです。
運もあまり持っている方ではなかったと思います。
現役の時に同志社にたった11点差で落ちてます。
私の経験と偏見では、「コツコツ」型で几帳面なタイプには、模試などで勝負弱くなる傾向があります。
私の分析ではこのタイプは「できない、分からない、知らない」ことがあると「自分が悪い。自分の勉強が足りないせいだ。」と、自分を追いつめてしまいます。
極端な例で言えば、英単語で知らない単語が出てきたら「この単語の意味を自分は知らない。もうだめだ。」と負の思考ループに陥ってしまいます。
R・Oくん以外にもこういうタイプの生徒を指導したことは何人もあります。
今でも通塾している生徒にもこういうタイプはいます。
詳しく書くと長くなりますが、こういうタイプには「開き直る」ことを教えます。
単語の5個や10個分からなくても、実は英文のだいたい(というかほとんど)の意味は分かります。
自分が分からない問題は他のほとんどの人が分からない難問であることもあります。
そもそも、入試や模試は6~7割が合格ラインです。
3割は間違えたり失点していいのです。
などなど、独善的な考え方を教えます。
余談ですが、過去にセンター試験で点数取れなかったので挽回したいと、1月下旬から1月だけ集中的に指導した基町高校(広島の公立高校のトップ校。中学の通信簿がオール5でないと入れない高校です)の子もこのタイプでした。
「開き直り方」を教えたら広大の医学部(保健学科)に逆転合格しました。
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