国語研修サピックスオープンの問7 物語の必勝法則 中学受験 国語 勉強法

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要約

この動画では、中学受験の国語試験における物語文の読み方について、特に「感情の変化」に着目して効率的に解答を導く方法が解説されています。サピックスオープンで出題された問題を題材にし、講師であるなるちゃんが、回答例や解答のポイントを具体的に説明しています。

なるちゃんは、物語文の読解で頻繁に問われるポイントとして「登場人物の心情変化」を挙げています。特に、「感情のビフォー・アフター」と「その変化のきっかけ」に焦点を当てることで、物語全体の流れがつかみやすくなり、解答が簡潔にまとまると述べています。彼は、問題を解く際に、「物語の鉄則」として、心情変化の前後関係と、それを引き起こしたきっかけを確認することが重要であると強調しています。この「心情変化の法則」を応用することで、どのような登場人物の心理描写でも一貫したアプローチで理解しやすくなります。

具体例として、動画では「スマホを取り上げられた主人公が教師とのやりとりを通して考え方を変化させる場面」が取り上げられました。物語の中で主人公は、最初は教師に対して反感を持ちますが、物語が進むにつれ、自分の人権や自分らしさに気づき、最後には「先生に従うべきではない」と考えるようになります。この心情の変化は、ストーリーを通じて理解されるべきポイントであり、「ビフォー」「アフター」そして「きっかけ」として分解することで、解答の精度が高まります。

さらに、なるちゃんはこの解法を「物語文の王道アプローチ」とし、物語文読解が苦手な生徒でも、この法則を守ることで正確な解答にたどり着ける可能性が高まると解説しています。具体的には、物語文の問題に取り組む際、まず登場人物の最初の感情と最終的な感情を把握し、その間に何があったのか、どの場面が感情の変化を引き起こしたのかを確認することが求められます。これは、単なる解法のテクニック以上に、物語の理解を深めるために不可欠な要素であり、生徒が物語の内容を頭に残しやすくなる利点もあります。

動画の終わりには、視聴者である生徒や保護者に対して「表面的なテクニックだけに頼らず、物語の本質的な理解を目指すことが重要」というメッセージが送られています。

 

 

 

トランスクリプト

 (0:06) はい、皆さんこんにちは、なるちゃんです。 (0:08) 浜崎アカデミーの塾長です。 (0:10) 今日はですね、講師の武本先生にも参加してもらって、 (0:15) ご存じない方のためにちょっと言っておくと、 (0:17) 女子学院卒、広大医学部の武本先生です。 (0:20) ちなみに得意な科目なんですか? (0:23) 得意な科目ですか、教えるのですか? (0:25) うん、教えるの。 (0:27) 最近結構国語を教えてるんで、国語と、あとまあ小学生の子を教えることが多いんで、小学生の算数とか、画面。 (0:37) そう、結構ね、国語ね、センスがいいんですよ。 (0:40) なんでちょっと今日もその辺を取り上げようと思って、仕事終わりに帰ろうというところを捕まえて出てもらいましたんで、まあ結構、結構講師出た回はね、保護者とか結構喜ぶんですよ。 (0:51) で、今日何をやるかというとですね、SAPIXオープンの問7。 (0:56) 実はこれを今、講師の先生に僕、その国語の教え方の検証してて、宿題にしたわけですよね。 (1:02) なので、まあきっと今からどういう問題だったかっていうのを説明してですね、武本先生の回答もちょっと取り上げてみて、いろいろ語っていきたいなと思っております。 (1:12) で、一応どういう話か、文章は共有できないんで、簡単に言うと、何て言うんかな、まあ校則違反なんだけど、スマホをいじってたっていうので先生に校則をね、校則でないとスマホを取り上げられたっていう人がさらに怒られて反省文書かないといけないし、先生に謝らないとスマホは返してもらえないと。 (1:35) その先生も嫌なやつで、生徒をよくしたいっていうよりも、ネズミ捕りしてる警察みたいにさ、生徒が違反するところをこいつ違反するだろうって影から見てるようなやらしい先生なんだよね。 (1:53) で、そういう先生に、でもスマホ返してもらえないと困るし、入試にも困るし、内心でギビックシっていうことで反省文を出して、許してもらおうと思ったら反省文読み上げろとかって、一々ひどい対応されて、途中で切れてスマホいりませんって反省文をくしゃくしゃにして、先生に背を向けて出るみたいな話なんですよ。 (2:19) 大雑把に合ってるよね。これの最後問7がですね、期日問題で、スマホいりませんからとありますが、なぜ私はこのようになるか説明しなさいと。これ難しくなかった?書くことが多いでしょ。書くことが多いでしょ。多いんですよ。 (2:38) だから要は、もしかしたら武本さんの回答も満点になるかどうか議事なんですよ。実は。 (3:10) 武本さんの回答は、今まで私は人権についてあまり深く考えていなかったが、校則を破って先生にスマホを募集されて、反省文を書くように言われ、最初にスマホを返してほしかったのに思っていないことを書くことに疑問を感じ、その辛さに耐えながら反省文を書き終えたが、職員室で先生にそれを読み上げるように言われるときには、あまりにも屈辱的で耐えきれず、人権を謳えた友達と、ともきと偶然職員室で会ったのも相まって、 (3:35) 人の言いなりにならず、自分らしくいることや自分の尊厳についての認識を強めて、物に変えてでも、自分は先生の言いなりがうまくどうにならないという決心を固めたから。 (3:47) うーん、今かなって見返してみたら、めっちゃいいじゃなくなったらまあまあいいぐらいだな。 (3:54) ちなみにこれ何が大事だと思いました?この回答の中で、今回の話の中で。何がポイントだなと思って入れた? (4:00) 自分らしくいることと、他の思惑とか言いなりにならないようにする、ならないということ。 (4:11) なるほど、そこにしたから。じゃあ今回の回答はラッキーパンチが当たりましたね。 (4:17) 今回の回答実はポイント、僕が評価したのが良かったのはですね、 (4:20) トモキと偶然出会ったのも相まってって言うと、人権を相まってって書いてあるでしょ。 (4:25) 人権ってあまり深く考えていなかったって書いてあるじゃないですか。これ実は人権ポイントなんです。 (4:31) 多分、いろんな大事だと思う要素を踏まえたでしょ。絞るとしたら何に絞る? (4:38) そう、回答。 (4:47) さっき言ったみたいな感じで、人権っていうのとありのままにいるっていうのを同じように捉えちゃったので、 (4:58) だからその人権を、自分の人権を訴えて、今では先生なんですけど、先生の言いなりにはならないっていうふうに決心。 (5:11) それでは模範回答を読み上げてみましょうか。 (5:15) これは僕も正直言うと最初書くとき何かが迷う回答なんですよ。 (5:19) なかなか満点取れないなと思ったけど、ある文法に従って考えると、これなるしかないよねって話になる。 (5:26) 模範回答読んでみようか。 (5:27) 模範回答はトモキと同じように自分も人権侵害されると自覚したことで納得できないまま、 (5:32) 学校のルールに従うのではなく、自尊心を大切にし、自分の人と繋のこうと決意したから。 (5:38) 自分の人と繋のこうとしたとかっていう部分は合ってると思うし、 (5:43) なぜこれが満点の回答なのか。 (5:46) 竹本さんの回答も、思ってないことを書くことに疑問感、つらつらに耐えながらの反省文を書き燃えたからなんですけど、 (5:56) そうだな、ちょっと甘いな。 (6:01) ポイントが一個あってね。 (6:03) 僕最近発見したんですけど、物語の哲則っていうのはここは、 (6:07) 勝手に言ってる哲則よ。 (6:08) でも多分聞いてもらったら絶対になってくるんだけど、 (6:11) 大体主人公か主人公クラスの人の心情に文中で変化が起きない。 (6:17) 何か考えが変わったり、意識が変わったり、沈んでた気持ちが前向きになったり、 (6:22) 逆に前向きな気持ちがショックでダーンと落ち込んだりとかするよね。 (6:25) 実は先生ひどいって思ったの、何か実は先生はお前のこと思ってるんだぞみたいなことを聞いて、 (6:29) え、そうなったのかみたいな。 (6:31) っていうので考え方が変わるとかあったりするじゃないですか。 (6:33) なので、実は物語の中で哲則はこの心情の変化を抑えることなんですよ。 (6:40) さらに言うと、心情の変化を抑える時にもう一個抑えないといけない。 (6:43) 心情の変化を抑える時には、beforeとafterを抑えないといけない。 (6:46) もう一個抑えないといけないのは何か? (6:49) きっかけ。 (6:50) そう、そういうこと。 (6:52) beforeとafterときっかけを抑えるべきなんですよ。 (6:56) そうやって考えていくと、今回の文章はですね、 (7:00) 実はそのフォーマットにマジ乗ってるんですよ。 (7:02) 何でかって言うと、 (7:04) この、あれ朝木名先輩何やってるの?って (7:07) ともきは両手振ってると。 (7:09) はっと我に返る。 (7:11) あの時全然分かっていなかった。 (7:13) 今やっと分かるなんて書いてあるじゃん。 (7:15) これ、ともきにあったことがきっかけなんですよ。 (7:18) 分かる? (7:19) で、ともきにあったことで何に気づいた? (7:21) これ何に気づいたか分かります? (7:23) 自分が人権侵害された。 (7:25) そう、そういうこと。 (7:27) これは人権侵害レベルのことだぞってことに気づいたんですよ。 (7:32) そうなってくると、そこより前のところは (7:34) 理不尽で許せないけど先生だから従うしかないとか。 (7:38) そこは我慢しようと思った。 (7:40) そこまで大したことないと思ったけど、 (7:41) 先生のやってることは人権侵害じゃんっていうのに気づいたから (7:46) 人権侵害されてまで従う必要ないに気づいたんですよ。 (7:51) 分かる? (7:52) っていうのが今回の変化なんですよ。 (7:54) で、もう一回模範回答見てみようか。 (7:55) そうすると、ここのところで (7:58) ともきと同じように自分も人権を侵害されて自覚したことでなんですよ。 (8:02) 納得できないものを学校のルールに従うのではなく (8:05) これはbeforeでしょ? (8:06) ディストンションを絶えずに自分の意思を伝えることを決意したから。 (8:09) afterなんです。 (8:10) だからbefore、afterきっかけがきれいにこの回答の中にまとまってるんですよ。 (8:17) そこまでは考えてなかったでしょ? (8:22) ここを読んだら人権大事だなと思って (8:25) 入れてくれたわけですよ。 (8:26) だから大事なポイントは分かってると思うんだけど (8:31) でも一応回答に書いてあったけどね。 (8:34) ただもしかしたらこれ削ってくれたって言ったら (8:35) 削ったかもしれない。 (8:38) で、何残すか悩むじゃん。 (8:39) だから、これ僕の言ってるbefore、afterきっかけの方法なんですよ。 (8:45) てか物語の進行のbefore、afterっていうのを (8:48) 分かってるかっていうのを聞いてくるわけだから (8:50) 本当にそれをきれいにbeforeはこれです、afterはこれです (8:53) きっかけはこれですっていうふうに入れたら (8:55) 満点の回答になるっていう典型的な問題だったので (8:58) 多分この問題分かってるけど (9:00) みんな無文典になると思うんですよ。 (9:03) 僕も今のを考えずに書いたら (9:05) 無文典になると思うと思うんですね。 (9:07) だけどこの3つのポイントだなっていうことを連れて (9:10) beforeの成分入れとこう。 (9:12) きっかけの成分入れとこう。 (9:14) afterの成分入れとこうって言ったら (9:15) 結構満点近く取りやすくなる。 (9:21) といういい材料だったんで (9:22) それなんではわりと問いながらだけに仕事になる。 (9:26) でも結構いい線いってました。 (9:29) なのでぜひ僕の見つけた法則を使って (9:33) 今後もみんなに教えてみてください。 (9:36) 多分これ、ある意味でいうと楽できるよ。 (9:41) 物語の生徒も持ってくるじゃん。 (9:43) うちらはその場で生徒を見ながら問題を出すんだけど (9:46) 能力のある生徒が来るときは (9:48) before、afterはきっかけ答えされない。 (9:51) だいたい心情の変化が起きてるし (9:53) 逆に言えばそこが説明できなかったら (9:56) その人は絶対その文章をちゃんと読めたことにならないから (9:58) そこはもう絶対ちゃんと進めていく。 (10:03) 何がbeforeで何がafterで何がきっかけか。 (10:05) だいたいそれがわかっていれば (10:07) 話が読めてくるからね。 (10:09) ということで、これ先生たちの研修動画も兼ねてますし (10:13) 別に問題文はどこにも移してないんで (10:16) ちょっと喋ってもいいかなと思うので (10:18) こんな風にね、リアルに先生に (10:20) 普段研修してるよっていう実例でした。 (10:23) 最後言っておいたことある? (10:28) 私の研修しんどい? (10:30) いや、でも問題を解いて (10:34) 解説動画を見るみたいな感じですし (10:37) 難しいですけど (10:40) 頼みになります。 (10:42) ありがとうございます。 (10:43) 僕も先生の回答の質を見て (10:46) 先生の単価も変えるし (10:49) 国語を担当してもらうかどうかも (10:51) 決めようと思っているので (10:54) 竹本さんはもうちょっと (10:56) もうちょっと頑張れば下手したら (10:58) 僕ぐらいのゾーンに来れるかもしれないんで (11:01) そしたら竹本さんに国語の仕事を振って (11:04) 僕から拍手しようかなと思って (11:06) 頑張ってください。 (11:07) マジでこれ。 (11:09) 皆さん僕も演技とかね (11:11) あれで人を褒めたりしないんで (11:14) 正直さっきも竹本さんにね (11:15) 入るっていう時に (11:17) 彼女の書いた回答見て (11:18) あまりに酷かったらボロカス言わないといけないんで (11:21) それは出てもらえないっていう (11:24) 今回のはね、適度に良かったのよ (11:26) 適度に良い回答なんだけど (11:28) 今僕が言った法則を踏まえてはなかったから (11:31) その話もできるっていうので (11:32) ちょうどいい塩梅の回答だった (11:35) ちょうどいい塩梅の回答でした (11:38) なんでも出演してもらいました (11:40) ということでちょっとサピックスオープンを使ってですね (11:42) 物語のテストを語ってみました (11:44) 良かったらまた見てください (11:46) じゃあねー

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