質問解答:【家庭でできる!】楽しく論述力をつける方法
質問
論述力をつける方法でおすすめはありますか?学校の授業や課題ではあまり論述の機会がないので、家庭での学習方法や自学教材などがあれば知りたいです。
浜崎の回答
教材に限定しすぎ
別に何でもいいから書けば基本的には論述力って伸びるんですけどね。
この場合ね、皆さん教材っていうので問題集とかね、学習教材みたいなものに限定しすぎなんですよ。人間やろうと思えば何からでも勉強できるんで。
例:ポケモンで論述力を伸ばす
親がやろうとしたら喧嘩になるかもしんないんですけど、僕だったらこうするよっていう事例をやりますね。
ポケモンが好きだって子がいたとしますね。はっきり言って別に教材なんかなくてもその子の論述力は伸ばせます。
やり方:
- 「君の好きなポケモンベスト5を書いてごらん」→名前だけ書かせる
- 名前を書いた時に、何のポケモンかこっちはわかんない
- 質問すればいいんですよ。「どういうポケモンですか?」と。「そのポケモン知らないんで、そのポケモンについて教えてください」
- また書いてもらう
書けない時は:
- 「どういう生き物に似てるの?」
- 「何系統のポケモンなんですか?」(雷系統とか)
- 「どういう必殺技使うんですか?」
- 「いやそれどういう技なの?説明して」
基本的にはどんどんこっちが知らないことを質問していけば、ポケモンでも何でもね、書けます。
万能教材:ドラえもん
一番僕そうですね、万人に教材はもうドラえもんについて書かせればいいと思ってるんですよ。僕よくやるんですよ、作文教室でほんと困った時は。
ドラえもんを見てない人ってほぼいないと思うんで、ただ**ルールがあって「ドラえもんを知らない海外の人にドラえもんを説明してください」**と。言語はもうAIが翻訳します、みたいな感じでね。
なぜうまくいくか
論述ってね、皆さんね、なんか小論文とかみたいな、すぐ学校のテストで点が取れそうなものをやろうとするから、子供は嫌々しか書かなくなるんですよ。
むしろね、自由に楽しく自分の意見とか自分の知ってること、だから自分の知ってることを書かすぐらいでいいんですよ。
「これからAIが入ってきたらどんな世の中になるか論述してみましょう」なんて言われても、AIのことわかってない子供は書けるわけないんですよ。でもポケモンなら知ってるじゃないですか、大好きじゃないですか。だから大好きでよく知ってるものを言語化してみるでいいんですよ。
喋れるけど書けない問題
脳の中のね、読む回路と書く回路、聞く回路、喋る回路って、英語も4技能って言うんだけど、この4技能の回路は違ったルートが脳の神経の中にあるようなイメージがあって、だから喋れるけど書けないって結構あるんですよ。
喋ってみって言われたらバーって喋るんだけど、書いてみたらピタッと手が動かなくなるんで。
だからそういう意味で言うなら一番簡単な論述の方法は、その自分の知ってることをとにかく書かせる、その書く回路を太くすることが大事なんですけど、喋れたことを書かせるっていうのが一番早いかもしれないです。
子供が何でもいいからバーッと喋ったことを、「それを今喋ったことをそのまま書いてみて」っていうだけでも、論述の練習になって、案外ね、喋れたものが書けなかったりするんですよ。
内容のハードルを下げる
なんかそう偉いことを書かせようみたいにすると、偉いことを考えないといけない、書かないといけないっていう風に2つのタスクが子供にのしかかるんですよ。
だから:
- 内容は知ってること、ベラベラ喋れること、なんなら喋りたくてたまらないこと
- 人の悪口とかもいいんですよ。「今日こんな嫌なことがあった」みたいな
- 人を褒めるのって結構技術というかレベルが高いんだけど、憎しみっていうのは絶対人間にあるので、「あれが腹立つ、あれが許せん」とかね、いうのはすぐ出てくる
そのすぐ口から出てくるものを、口でならいくらでも言えるものを、とりあえずじゃあ紙に書いてみるっていうこと。意外とこれが難しいのでですね、なんでもいいから喋れるものを書いてみるっていうのでいいと思います。
YouTube活用法
YouTubeとかをね、なんかうちの子YouTubeばっか見てなんか腹立つわって多分保護者の方も多いと思うんで、YouTube見たら見た分数かける1行分書いてみるとかってルールもね、いいと思うんですけどね。
だって今見たわけだから、見たものなら書けるじゃないですか。「こういうことして、ああして、こういうことやった」みたいな。
知りもしないAIのことを語るとかね、知りもしない国際政治について書けって言われても「何それ?」って、知らないことについて人間書けないんだけど、YouTubeなら今見たわけだからね、知らないわけないじゃないですか。
ただ、それでもね、言語化するって難しいんで、案外出てこないもんなんですよ。
まとめ
内容に関してね、偉いことをね、要求しない。もう口からスラスラ出てきそうなこと、普段から興味があることでいいから。でも書けないんで、ポケモンでいいから書いてみる。
ただ問題なのは、書くってことはすごく負担なのでですね、子供が高学年になってくると反発してやらない。もしくは中学年、低学年でも負荷が高いんで、エネルギーがいるんで、サボって逃げようとするかもしれないので、親子でそれができるんなら頑張ってくださいってとこですね。
ポイント:
- 教材不要、興味あるものでOK
- 知ってることを言語化する練習
- 喋れることを書く練習
- 内容のハードルは下げる
- YouTubeも教材になる
