【1ポイントアドバイス】難関校の「あなたは~」系自由記述の対策法
難関校にある「あなたは」系記述とは
難しい学校の国語っていうのは最後にね、100字とか120字とか80字で、答えのない記述を書かせるんですよ。
要は**「あなたはこれについてどう考えますか?」とか「あなたの意見とかあなたの感じたことを書きなさい」**みたいなのがあるんですよね。
これはね、結局文章に書いてあることだけ分かるっていうのは相手の言い分を聞くだけなんで、「じゃあお前はどういう意見を言うんだよ、お前は何考えてるんだよ」みたいな、「お前はどんな価値を持っているんだよ」っていうのを試してくるっていうことなんです。
これなかなか難しいし、ただこれやっぱり字数が多い分配点も多いんでね、ここで何点取れるかっていうのはなかなか大事だと思います。
対策法:人生の棚卸しをする
結論から言うと、この「あなたは」系の自由記述の一番の対策は、自分の人生の棚卸しをすることです。
たとえ小学校6年生と言ってもですね、そこまでの11年間、12年間の中にそこそこには何か経験があると思うので、それをですね、やっぱり書き出す練習をしとった方がいいですよね。
ポイント:達成か失敗
その時にポイントとなるのは、何か達成したことか、何か大きな失敗したことなんですよね。
実はクソ失敗したとか、何かクソできなかったっていうのはすごく良くてですね、何がいいかって言うと、そこから何を学んだかとか、それに対して自分はどう向き合ったかっていうのが非常にエピソードとして使えるんですよ。
最初できなかった、何か失敗した、困った、でもこんな風にしたらその困難乗り越えて、こんなことができるようになったとかっていうのがあるとですね、非常に響くんですよ。
そしてその体験っていうのは、色々その中の要素をいろんなものに使いまわせるんですよね。
実例:囲碁で準優勝
今日指導した子の例を紹介します(東京学芸大附属世田谷志望)。
最初の回答:響かない
最初この子はね、「勉強親に頑張れって言われたから頑張れた」みたいな、ちょっとそれじゃあ響かんよね、みたいなことを書いたんで、ちょっと色々ヒアリングしました。
掘り下げた結果:素晴らしいエピソード
結論から言うと、この子は趣味で囲碁をやってるって話だったんですね。
掘り下げの過程:
- 小学校4年生か5年生の時に囲碁の大会で大人に混じって2位になった
- 「でもそれってさ、最初から強かったの?」→「いや、最初は弱かったです」
- 最初は弱かったのにそれが強くなって、最後大人の大会で準優勝して、みんなから「すごいね」って言われた→すごい上昇曲線のエピソード
- 「じゃあその過程でどういう風に強くなっていったの?」→囲碁の例題を週に100題解いた。3周やった
- しかも先生が色々アドバイスしてくれて、「こうしたらいいんじゃないの?」って言葉をくれたから頑張れた
なぜ使えるエピソードなのか
- できない状態から目標を達成
- 努力のプロセスが具体的
- 他人にアドバイスもらった(他人に助けてもらった)
これね、結構万能でいろんなとこに行けるなっていう風に思ったんですよね。
なぜ準備が必要か
自由と言いながらもやっぱり準備してるしてないの差はでかいので、そういう準備をしたら、この「あなたは」系の記述もなかなか勝率が上がるんじゃないかなっていう話です。
いきなりやっぱり試験時間足りないので、その場でうーんと考えたら間に合わないんですよ。
でも、もう準備してあるので、何か来たら大体その話に持ってきゃいいわけですよ。
まとめ
多分ほとんどの人がね、「あなたは」系の自由記述は「自由だわ、その場で書くしかないわ」って思ってらっしゃると思うんですけど、こんな感じで実は自分の人生の棚卸しをしておけば、割とネタができる。
しかもこれ2個3個とか作っておけばより対応力が上がるので。
作っておいたネタをその場で書くだけなんで、思い出しながら書くだけなんで時間もそんなかからないし、時間内に書けるし、クオリティも高いのができますので、割とこの学芸大附属とかこういう難関校の「あなたは」系の記述はこういう準備がよろしいんじゃないかなという話です。
対策まとめ:
- 自分の人生の棚卸しをする
- 達成したこと、失敗したことを書き出す
- 特に「できなかった→努力→達成」の流れがあるエピソードを深掘り
- 2〜3個のネタを準備しておく
- その場の運じゃなく、準備で勝負
