50字以上の記述を書く3ステップのコツ
こんな人向け
国語で「50字で書きなさい」「60字で書きなさい」みたいな問題があると思うんですけど、「こういうこと書いたら良いんじゃないのかな?」と分かるけど、上手く書けないとか、三角になっちゃうとか、なんならバツになっちゃう人向けです。
何を書いて良いか分からない人はまた別の問題なので。
前提知識:採点項目は複数ある
まずですね、50字を超える(40字超えたぐらいかな)以上の記述は、絶対採点項目が2つとか3つあるんですよ。
「これを書いてくれたら3点」「これを書いてくれたら5点」とかね。だから、それをコンプリートしていないといけない。複数の項目をその中に盛り込まないといけないんですよ。
なのでこれをですね、いきなり記述で書くっていうのはなかなか脳にしんどいんですよね。できる人は良いんだけど、なかなかこれができない。だから書けないんですけど。
3ステップのコツ
ステップ①:箇条書きにする
いきなり回答を書くんじゃなくて、「こういうこと書いた方が良いよね」っていうのを箇条書きにしてもらいます。3つとか4つとかね、必要だなと思うことを。
面白いのが箇条書きだったら人間って書けるんですよ。
ステップ②:全部足し込む
箇条書きにしてもらったものを今度は**「じゃあそれを全部足し込んだ回答を作ってごらん」**と。
これも人間はできるんですよ。
で、大体箇条書きを多めに書くので、これをやった時点で大体必要な字数のまあ1.5倍とか2倍とかぐらいになりますね。
ステップ③:削り込む
そこから今度はその中のいらない文字を削ったり、場合によっては「これ優先度低いかな」って項目を削ったりして言葉を減らしていくんですよ。
で、減らしていって「よし、何とか50字に押し込めたぞ」とか「何とか60字に押し込めたぞ」って回答を作ると、これはね、非常に筋肉質な回答になります。
なぜこの方法が良いのか
いきなり50字全部埋めようとして、やっと50字埋めれたみたいな回答は、大体ね、もらっても三角ぐらいなんですよ。
だから**「これぞベストな回答」っていうのは普通に書くとまず倍の字数になる**んですよね。
そうするとね、すごく筋肉質な締まった、無駄のない、必要な項目が全部入った回答になるので、このやり方でやらせるとですね、今日も実際授業したんですけど、オンラインでやったんですけど、お母さんが横で見て「えー、こんな書けるんだ」ってびっくりしていましたけど、書けます。
まとめ
大事なのは、いきなり1発でそんな最高の回答は書けないので、この手順に沿っていくのが非常に良いです。
とにかく、いきなり良い回答は書けないので、まずは何かポイントが分かっている人は箇条書き。まずは箇条書きを作ると次のステップがやりやすいです。
箇条書きはね、非常に本当に便利です。だからそのぐらいね、下準備をしていくっていうことが大事ですね。
3ステップまとめ:
- 箇条書きで必要な項目を全部書く
- それを全部まとめる(字数オーバーでOK)
- 削り込んで指定字数に収める
国語でもしお悩みの方は、これ家でやってみてください。と言ってもね、この指導をお母さんがやるのはしんどいかもしれないなあ。
僕のところに授業を申し込んでくれたら、こういう風に指導しますよっていう、まあそのコツですね。
