【1ポイントアドバイス】理系脳の人の記述の傾向と対策
誰向けの話か
これ理系脳なので、残念ながら理系が得意じゃない方は当てはまらないと思ってもらったらいいです。
割と理系できる、算数好きとか数学得意とかなのに、なんか国語になるとダメなんだよね、特に記述できないんだよねっていう人によくある傾向なので、そういう人がもしいたらですね、今から喋ることをその人に聞かせてあげて欲しいですね。
傾向:簡潔明瞭すぎる
まずですね、理系脳で理系がよくできる方によくあるパターンは、非常に回答が簡潔明瞭なんですよ。
だからなんか一言でね、例えば**「悲しかったから」とか、「何とか問題があったから」**とかみたいに書いてくださるんですよね。
「なんでですか?」「悲しかったから」
確かに回答にはなっているんですよ。ただ、「じゃあなんで悲しかったの?」とか「どういう事実があって悲しかったの?」っていうのを書かない人が多いんですよね。
なぜこうなるのか
何て言えばいいんだろうな?答えになっていればいいっていう感じなのかな?
そういう発想の方が多くて、理系だからなのかな?やっぱり数式とかが非常に簡潔明瞭になっているからかもしれないんですけど、本当に必要なこと、もっと言うと僕から言わせれば必要以下のことなんですけど、答えになっていればいいみたいな回答を書かれる方が非常に多くてですね。
残念ながらそれだとですね、バツになったり三角になったりすることが多いんですよ。
なぜ点数がもらえないのか
今例えばその「悲しかったから」っていう時にですね、「悲しかったから」の一言で満点になる回答を書いて欲しい問題があるわけないんですよ。
だから当然そこに「なんでですか?」って来た時には:
- 悪口言われて悲しかったから
- 母親の尊厳を踏みにじるようなことを言われて悲しかったから
- 過去の傷口をえぐられるようなことを言われて悲しかったから
もっと回答を深めて欲しいわけですよ、出題者側としては。
なので、答えになっていればいいではなくて、書かねばならないこと、理系の人にとって余計なことと思っているかもしれないんだけど、僕が言いたいのは書かないといけないことはフルに全部書いてくれ、全部伝えてくれっていうことですね。
採点項目をコンプリートする
結局、その国語の回答っていうのは、例えば:
- 太郎の発言が原因で悲しかった
- 太郎の発言は何か→母親と血が繋がってないことを指摘された
- 家庭の事情に踏み込んだこと言われて
- 悲しくて怒った
この1個1個が実は採点項目なんですよ。
だから作る側はこれ書いて欲しい、これ書いて欲しい、これ書いて欲しい、それで2点、3点とかみたいに項目を振っているわけですよ。
なので、それを全部なんかそのポケモンカードを全部ゲットするみたいな感じで、全ての項目をコンプリートしていかないと満点にならないですよ。
だから確かになんで悲しかったか、一応応答にはなっているんだけど、それだとコンプリートできないですよね。
対策:余計なことまで全部書く
理系脳の方は、その辺をコンプリートするという発想を身に付けた方がいい。
決してね、間違ったことはしていないんですよ。間違ったことはしていないんだけど、不十分になってしまうので、その国語の競技では。
なのでそういう人はですね、もうこれ以上ないぐらい余計なことまで全部書くっていう練習を毎回やっていって、字数の1.5倍から2倍ぐらい書かないといけないことを全部用意してから、それを削っていくぐらいがちょうどいいんですよね。
本人は実は分かっている
理系の人からしたら余計なことっていうのが、実は採点されることで、余計なことを書かないから点数もらえなかったり、バツになったり、三角で点数引かれたりすることが起きる。
実は分かっているんだけど、言わなくていいんでしょ?みたいな感じで、本人の中では実はさっき言ったこと全部わかっているんだけど、もう「悲しかったから」の一言で納めてしまっている。
まとめ
これはね、「あ、うちの子違うわ、理系脳じゃないわ、算数理科得意じゃないわ」っていう人多いと思うんで、当てはまらないと思うんですけど、そういうタイプの人には非常にあのよくある傾向なので、これを知っててですね、気にしてやってみてください。
ポイント:
- 理系脳は簡潔明瞭すぎる
- 「答えになっていればいい」ではダメ
- 採点項目をコンプリートする発想
- 余計なことまで全部書く練習
- 本人は実は分かっている
