他人のせいにする子どもへの対応
他人のせいにする子どもへの対応
質問
子どもが「他の人のせいで、自分が◯◯しなければならなくなった」というような、他人のせいにする発言をする場合、どのように対応すれば良いですか。
なるちゃんの回答
嫌ですね、こういう他責の人。 どうしたらいいんだろうな。
「自責思考」という考え方
まあ1つは、「本当にお前の責任はないのか?」、みたいな考え方。
例えば社長とかになった時にはね、「社員が勝手にやったことです」って言っても、その社員のね、最後のその、なんだ、任せたとかね、雇ったのは自分ってのがあるわけだから、自分は全く知らなかったとしても、雇った責任があるとか、もしくはそういうことをしちゃうような、社員がそういう行動をとるような会社の風土しか作れてなかった自分に問題があるとかっていう風にですね、何でもまあやろうと思ったら、全部自分の責任に引き受けることもできるわけですよね。
だから今回の話でも、そういう発言をする子供の場合っていうのは、「なんであなたはそういう人なんだよ?」って言うこともできるけど、あ、そういう人に育ってしまったのは自分がね、ちょっとその自分だけじゃないかもしれないけど、親は子供とかなり長い時間一緒にいるんだから、そもそも自分が影響を与えたかもしれないなっていう風に考えてみることもできるわけじゃないですか。
だから、じゃあ「そういう風に考えろ」っていうのは言っても多分子供聞かないと思うんで、
まあ保護者であるあなたが全てを自分の責任、自分の責任でないようなことまでも自分の責任として1回なんか全てを思うのが大社長のようにですね、器の広い大社長のように、
それも含めて俺らの責任です、みたいな感じで、
「いやいや、あなたは関係ないじゃないですか」
「いやいやいや、そこも含めて私の責任です」みたいな。
具体的な自責思考の例
何があるんだろうな、あの、なんだ、例えば交通事故が起きたとしても、こういう交通事故が起きそうな交差点を放置して、改善するように行政に働きかけなかった私の責任です、とかね、なんか例えば、とかなんだろうな。
分かりやすい例で言うとね、あってはならないことだけど、うちの塾の講師もたまに遅刻するんですよ、たまに。で、それも「何遅刻しやがったんだよ、この野郎」っていう風に、そいつのせいにして怒ることもできるんですけど、それはでもその遅刻が発生するような運営体制を作ったとか、そういう教育しかできてない自分の責任か、その人が仮にそういういい加減な人だとしても、そういう人だってことに気づかずにそういう人を雇ってしまった自分の責任という風にも取れるのでですね、まあいろんなこと全部自責思考にしようと思ったら結構できるわけですよ。
だから、ただそれを子供に教えるってすぐやれっていうのは難しいと思うのでですね、保護者のあなたがこれからとりあえず全てのことを自責思考で受け止める訓練をして、それを子供の前で言えばいいんじゃないですかね。
親のせいにされたら?
だからそうね、まあ他人のせいでって時、たぶん親のせいにしてくると思うんでね、「親のせいにするなよ」っていう風に言うかもしれないけど、逆に全部受け止めてみるとかね。 「ああ、そうかそうか」と。「考えてみたら、こういう面で私の責任かもな」みたいな、かな。
もう一つの方法:自己肯定感を上げる
うん、ちょっと後はあれかな、でも**この他人のせいにする人って、なんか自己肯定感が低いような気もするから、**うん、なんか自己肯定感を上げてあげれば、だってまあこれ人生うまくいったらこんな発言してないわけで、きっと今の人生とか今の自分に不満があるから、それを改善のしようがないから他責にしてるわけなんです。
そうで、もう1個の方法はそうですね、今のお子さんをなんか、もっと改善する具体的な方策を子供に示してあげること。 「こうしなきゃいけなくなった」ってなっても、それをポジティブに「じゃあこうやれば改善するじゃん」みたいなことを教えてあげてですね、で、だんだんいろんな物事がうまくいくようになってきたら、多分こんな発言とかこんな思考に立たないと思うんで、もう1個の方法はもっと具体的な改善、子供の人生をもっと充実する方向に向けていくでもいいんじゃないかなと思います。
まあ、こんなとこですかね、僕の思いつくのは。
