解き直して正解でも“分かっていない”!? 読解の復習と二択の迷いに本家なるちゃんが回答
こんにちは、浜崎アカデミーのなるちゃんです。
私のこれまでのYouTube動画や作文指導などのデータを読み込ませた「AIなるちゃん」に寄せられた質問に、約1年ぶりに本家の私が本気で答える企画の後編です。前編では読書・作文・字の相談を取り上げました。後編では、読解問題の復習と選択肢の解き方についての2つの相談にお答えします。
解き直すと正解、でも理由は説明できない小4
1つ目は、「小4の子は、塾で読んだ文章を家で解き直すと正解する。でも、なぜその答えなのかを聞くと黙ってしまう。宿題をやることと理解を深めることの配分に迷う」という相談です。選択肢は「A:宿題を一通り解き直す」「B:一問を選び、答えの理由を話してもらう」で、知りたいことは「正解を覚えたのか、内容が分かったのか、どう確かめるか」でした。
どちらかというとBです。塾で読んだ文章なら、塾の解説を覚えているだけの可能性が高いからです。やったふりより、きちんとした理解が大事です。それにしても、すごくいい質問ですね。
答えの理由を話してもらうのもいいのですが、一番手間がかからない方法は、復習までの時間をもっと空けることです。たとえば1週間後に解き直してみてください。本当に理解していれば、1週間経っても残っているので解けます。答えを暗記しただけなら、1週間で抜けて「どうだったかな?」となります。
私なら、答えを覚えただけの子、その辺から切り貼りしただけの子、思考停止している子は、質問をたくさんすれば分かります。コツは、設問そのものではなく、設問に至るまでの、設問になっていない部分を質問することです。設問だと、答えを覚えているかもしれないからです。
ただ、これは指導経験がないと難しいので、保護者の方にはなかなかできないかもしれません。保護者の方がやるなら、時間を置いて解き直させ、化けの皮が剥がれるかどうかを見るのがよいと思います。
選択肢を二つに絞れるのに、最後で外す小5
2つ目は、「小5の子が読解の選択肢を2つまで絞り、最後は『こっちっぽい』で選ぶ。答え合わせでは納得しても、次の文章でも同じ迷い方をする」という相談です。選択肢は「A:選択肢の違いを比べる練習を増やす」「B:本文の根拠を説明する練習に戻る」で、知りたいことは「最後の二択で迷った答案を、親子でどう振り返ればいいか」でした。
なかなかいいところを突く質問です。まず、親が自信を持って「こっち」と選べるのに子どもが選べていないのであれば、親が教えればいいので、その場合はAです。
ただ、私はなんとなくBではないかという気がしています。そもそも、保護者の方はその二択をきちんと選べているでしょうか。大人がやっても、二択から絞れない問題はあるのです。
多くの人は、頭を使いたくないので、消去法で選択肢の駄目なところを探します。消去法は楽なのです。AI的に言えば、少ない計算で済むのです。ところが、本当に難しい問題になると、、傷のない選択肢を2つ並べてくることがあります。
そこで設問を見てください。「ふさわしいものを選びなさい」ではなく、「最もふさわしいものを選びなさい」と書いてあります。この場合は、正解としての理想像を自分で想像し、「こちらは要素が3つ、こちらは4つ。だからこちら」と選ぶ必要があります。私はこれを「積極法」と呼んでいます。二択で迷うという相談が来るということは、この積極法が必要な段階に来ているのだと思います。
秋からでも、国語は伸びる
国語は、秋のこの時期でもまだまだ伸びしろがあります。困ったときは、ぜひ相談してください。
